2026.07.04
7月

令和8年(2026)7月11~12日 大阪三大夏祭り「生國魂祭(いくたままつり)」です。

■7月11~12日 大阪三大夏祭り「生國魂祭(いくたままつり)」です。■

「生國魂神社(いくくにたまじんじゃ)」は、別称「難波大社(なにわのおおやしろ)」、大阪市天王寺区生玉町に鎮座します。かつては現在の大阪城の地にありました。地元では「いくたまさん(いくだまさん)」と呼ばれ親しまれています。

「神武天皇」が即位する前、日本統一の際に、日本国土の御神霊、すなわち日本列島そのものを神格化した「八十島神(やそしまのかみ)」である「生島大神(いくしまのおおかみ)」「足島大神(たるしまのおおかみ)」を鎮祭したのが創建と伝わります。

当初より「八十島」(大八州:日本の国土)の御神霊として、「國魂(くにたま)信仰」の本宗と仰がれています。「國魂」とは神道の観念で、国(令制国)または、国土そのものが神格化されたものです。

天正13年(1585)「豊臣秀吉(とよとみひでよし)」「大坂城」築城により、現在の地に遷座。明治以後も再度の火災、戦災にあいながらも社殿を復興し、「生国魂造(いくたまづくり)」と呼ばれる他に類を見ない建築様式を継承し、桃山時代の威風を現在に伝えます。

◆生國魂祭(いくたままつり)

「生國魂祭(いくたままつり)」は、平安時代に始まったとされています。現在は「大阪三大夏祭」のひとつとして、神輿、獅子舞、枕太鼓などが、生国魂神社から大阪城、お旅所に巡行し、大阪の繁栄を祈願します。

戦前は、かつて鎮座していた大阪城まで神輿渡御が行なわれていました。その行列の様子は「陸渡御(りくとぎょ)」と呼ばれ、大阪天満宮の「船渡御(ふなとぎょ)」に対比される盛大なものでした。

昭和20年(1945)、「大阪大空襲」で氏地が焼け野原になりました。祭具や史料も失われ、長い歴史を誇った祭りも中断してしまいました。しかし、地域の人びとが立ち上がり一から再興。平成2年(1990)略式の神輿を作製して、車両による渡御を実施しました。平成26年(2014)市民の寄付により「御鳳輦(ごほうれん)」が作られ、渡御列の行事が完全に復活しました。

「願人(がんじ)」と呼ばれる男衆が太鼓を打ち鳴らす「枕太鼓」、華やかな神輿や子どもたちによる獅子舞が広大な氏子地域を練りまわります。12日、500名を超える渡御列が大阪城へ練り歩きます。

生國魂神社
◇大阪市天王寺区生玉町13-9
◇近鉄「上本町」徒歩3分
◇公式サイト:https://ikutamajinja.jp

◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆

戦争によって一時は途絶えてしまっていた祭りを市民の力で復活させた生國魂祭。大阪の人びとの心意気と力強さを感じます。
筆者敬白

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