2026.05.12
5月

令和8年(2026)5月19~21日 山形「酒田まつり」です。

■5月19~21日 山形「酒田まつり」です。■

「鶴岡天神祭(化けものまつり)」「大山犬祭り」とともに庄内三大祭りに数えられる「酒田まつり(さかたまつり)」は、山形県酒田市の「上日枝神社(かみひえじんじゃ)」と「下日枝神社(しもひえじんじゃ)」の例大祭「山王祭」として始まりました。「酒田大火(さかたたいか)」(昭和51年に酒田市で発生した大火災。市街地中心部を焼失した)の復興記念となった昭和54年(1979)から「酒田まつり」として開催しています。

山形県の北西部、庄内地方の北部に位置する「酒田(さかた)」は、北に出羽富士(でわふじ)「鳥海山(ちょうかいさん)」、南に山岳信仰の霊場「出羽三山(でわさんざん)」を望み、「庄内平野(しょうないへいや)」を流れる「最上川(もがみがわ)」が市域の中西部を通り、西の日本海に注いでいます。

古くは「坂田」「砂潟」とも書き、中世から最上川河口の舟着き場として発達しました。寛文12年(1672)、江戸初期の豪商「河村瑞賢(かわむらずいけん)」「西廻航路(にしまわりこうろ)」を整備してからは、最上川舟運と結び付いた米の一大集散地となり、「酒田湊(さかたみなと)」は日本海沿岸有数の港町として繁栄しました。江戸時代に米どころ・庄内と天下の台所・大坂を結ぶ「北前船(きたまえぶね)」が往来する物流の拠点となり、「西の堺、東の酒田」と謳われました。

暑き日を海に入れたり最上川 ―― 芭蕉

「上日枝神社(かみひえじんじゃ)」と「下日枝神社(しもひえじんじゃ)」は、貞観17年(875)近江国坂本の「山王宮(さんのうぐう:日吉大社)」を勧請したと伝わります。

宮野浦(みやのうら)から移転し、ふたつに分かれ、「下日枝神社」は最上川南岸の「向酒田(むこうさかた)」の鎮守に、「上日枝神社」は「東禅寺城(のちの「亀ヶ崎城」)」の鎮守となりました。下日枝神社は何度も火事で焼失しましたが、そのたびに酒田の豪商「本間家(酒田本間氏)」が再建。御祭神は、
「大己貴神(おおなむちのみこと)」
「大山咋神(おおやまくいのみこと)」
「胸肩仲津姫神(むなかたなかつひめのみこと)」

です。それぞれ「(下の)山王さん」「上の山王さん」と呼ばれ市民に親しまれています。

上日枝神社
◇酒田市浜田一丁目10-27
日枝神社(下日枝神社)
◇酒田市日吉町一丁目地内

◆酒田まつり

5月19~20日の「酒田まつり」は上・下日枝神社の例大祭で、祭りの主神は酒田の産土神、下日枝神社です。

19日「宵祭り」
20日「本祭り」賑わい山車行列、獅子パックン、酒田時代行列
21日「裏祭り」

見どころは20日「本祭り」に開催される「山車行列」で、なかでも縦横2m、胴体が10mという4体の巨大な「獅子」は大迫力です。さらに子獅子や可愛い赤ちゃん獅子なども加わり、獅子ファミリーが街を練り歩きます。無病息災の願いを込め、大獅子の口のなかに子どもを入れ噛んでもらう「獅子パックン」は、獅子に噛まれた子は健康になるという言い伝えに依ります。

祭りのシンボルとして「宵祭り」に登場していた高さ20mを超す「立て山鉾(たてやまぼこ)」は、維持管理が難しく、令和5年(2023)に解体を余儀なくされましたが、慶長14年(1609)からいちども休むことなく続けられてきた祭りの伝統を、酒田市民は今も大切に受け継いでいます。

酒田まつり
◇開催地:山形県酒田市中町周辺
◆酒田まつり(酒田観光物産協会):https://sakata-kankou.com/event/30728

◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆

見どころは5月20日の山車行列です。酒田市中心部を巡航します。この頃、東北地方はつつじの開花時期です。外路地などでとても和やかな街並みを見ることが出来ます。
もうすぐ梅雨の時期です。入梅前の東北観光は如何でしょうか。
筆者敬白

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