2022.03.31
3月
今月の展望

【令和4年3月】一白水気月、癸卯 弥生の展望

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◆◆◆「3月の展望」◆◆◆

  3月5日~4月4日(弥生 啓蟄~清明の前日迄)

 二十四節気 「啓蟄」けいちつ「春分」しゅんぶん
 今月の干支 「癸卯」みずのと・う
 今月の九気 「一白水気」いっぱく・すいき
 今月の二十八宿 「女宿」じょしゅく、「北方玄武」ほっぽうげんぶ

■「癸」みずのと・き 陰の水 ——————
癸の字は「揆」(はかる)につながり、植物の内部にできた種子が大きさを測れるまで大きくなった状態の意味です。日本では「みずのと」(水の弟)ともいいます。
■「卯」う・ぼう 陰の木 ————-
「卯」は、『史記』律書によると「茂」(ぼう:しげるの意味)または『漢書』律暦志によると「冒」(ぼう:おおうの意味)で、草木が地面を蔽うようになった状態を表しているとされています。
■「女宿」じょしゅく、「北方玄武」ほっぽうげんぶ ————-
「女宿」じょしゅく、和名「うるきぼし」北方玄武七宿の第三宿(番目)。距星(きょせい:中心になる星)はみずがめざのε(イプシロン)星です。アラビア語で「飲み込むもの」を意味します。

≪女宿の吉・凶≫ 公務・職務・芸能に関わること、着始めと学問始めには適した月です。更に武器を造る、稽古事、美容・理容院(整える)に行く、神仏を拝むなどに良い月です。
反対に、訴訟、婚礼(結婚)、葬送(葬式)、争い事、には適していません。避けて別な月にしましょう。

■「一白水気」いっぱく・すいき ————-
◆雑気◆北・坎・白・冬・夜・暗・穴・写・裏・盲・病・貧・胎。陥る・寝る・眠る・下がる・垂れる・浸る・漬ける・落す・消す・消える・隠れる・足跡・手品・水力・海水・水害・寒冷・沈殿・沈没・流れる・濡れる。洗面・入浴・水泳・潜在・隠匿・行方不明・敗北・没収。引き込む・沈着・立ち消え・湿布・交わり・苦しみ・悩み・泣く・困難・窮地・恐慌・愁眉・落胆・失恋・約束・遺恨・強情・失念・思案・思念・計画・創造・無言・孤独・親愛・秘密・密会・色情・塗る・染まる・結ぶ・連結など。
◆天象◆雨・雪・霜・霧・雲・霞・露・水気・寒冷・冷気・水蒸気・月光・星光など。
◆場所◆水田・水源地・温泉地・海中・河川・池・井戸・滝壺・穴の中・深い所・暗い所・寒い所・寂しい所・裏口・裏門・寝室・浴槽・洗面所・天井裏・水道局・水族館・留置所・土牢・空き家など。
◆事物◆心棒・釦(ぼたん)・筆・ペン・インク・墨・漆・染料・消火器・クジラ・幕(黒白の幕)・位牌・石碑・如雨露・蒸気・日蔭・人影・袈裟・裃・手拭など。
◆人事◆中年の男性・部下・配偶者・僧侶・著述家・哲学者・書家・魚屋・漁師・塗装業・染色業・裸体・病人・スパイ・愛人など。
◆生理◆腎臓・鼻孔・耳孔・陰部・膀胱・尻・生殖器・精液・卵巣・睡眠など。
◆飲食◆冷水・飲料水・牛乳・塩・醤油・塩漬物・塩辛・蛋白質・魚類など。
◆動物◆烏賊・蛸・海月・おたまじゃくし・狐・ラッコ・モグラ・豚・鼠・コウモリ・猫・蛍など。
◆植物◆水仙・福寿草・蘭・蓮華・水草・藻・寒椿・藤の花・柳など。

111007_19.jpg◆◆◆ 一白水気中宮月まとめ ◆◆◆
○天候は、気温低く雨が多い。
○皮膚病、不眠症、痴呆症、ガン、糖尿病、下の病に注意。
○交際取引、スパイ行為、保証問題、家出、策謀、色情問題等が話題になります。

≪今月の事件トラブル、経済方向性≫
▼大雪、大雨、ゲリラ豪雨、洪水、水害、干ばつ水害などが気になる月です。
▼裏切り、策謀、誘惑・誘拐事件、家出事件、仲介・取引問題、保証問題のトラブルなどの恐れのある月柄です。
▼戦争、政治、医療、医薬関係のトラブル、医療事故、裁判、訴訟問題、教育問題、船舶事故、石油、燃料の事故・トラブル、化学薬品による火災、爆発事件等が懸念される月です。
▼金融、経済のトラブル、食糧問題、為替、金銭トラブル事件のある月柄です。
▼政財界をはじめ、各界の交代問題、後継、後任、抜擢、整理、改造、改革問題、相続、財産問題でのトラブル事件などが社会の関心事となります。
▼転落、落下、落石、雪崩、土砂崩れ、がけ崩れ、山岳事故、スキー場での事故等も懸念されます。
▼天変地異、地震、爆発、火山の噴火なども気になる月です。

≪今月の事件トラブル、経済方向性≫
○株価は安定、スポーツでの明るい話題が提供されます。
▼経済悪化、為替は乱高下が懸念されます。
△交代事、改革、改善問題、貯蓄に関する明るい話題が期待できます。
○経済は変化あるも安定、為替は不足あるも比較的安定。

≪経営者、管理者必見≫
今月は会社、事務所等から見た南方位、北方位及び西方位との新規取引は延期等見合わせてください。
また会社や事務所、住居から見た南方位及び北方位の戸締りを厳重にして防犯に努めてください。

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◆◆◆◆ 気学とは ◆◆◆◆
★気学は、古代中国の儒家哲学思想が、その発祥といわれています。
〇今から四千年以上も前のこと、大自然を年々、月々、日々刻々と変化させるエネルギーの「気」に、一定の周期があると見出しました。これが現在の「暦」の始まりです。
〇そしてその「気」のエネルギーは、私たち人間にも、それなりの影響を与えています。
〇このエネルギーを「九つの数」に分類し「七つの色」に区分したのが「九気」なのです。
〇一白水気・二黒土気・三碧木気・四緑木気・五黄土気・六白金気・七赤金気・八白土気・九紫火気と呼び、9種類に大別します。
〇人の誕生の瞬間に自然界から全身に受けた「気」に当てはめて、一白水性・二黒土性・三碧木性・四緑木性・五黄土性・六白金性・七赤金性・八白土性・九紫火性と呼びます。

★運命は大別すると、生まれた瞬間に天から与えられる先天の運と、生まれてから死ぬまでの後天の運があります。
〇人の一生には「運気」がついて、はじめて廻るもので、運が良し悪しは誰にでも当てはまります。人間も自然の一部なので、大自然の「気」すなち「運」が与えらているものなのです。
〇運命とは、命の行く末のことで、たどり着くまでを「運び」などともいいます。
〇まず、自らの今を知ることが第一歩です。「今の自分が盛運期なのか衰運期なのか」を認識することです。
〇そして、備わった自然の法則に従って、判断、行動することで、運気を上手に活かし、運の軌を切り開き、与えられた運命を上昇させていきましょう。
〇未来の運命が大難だったら小難に、小難だったら無難に変える行動を取りましょう。そして無難だったら、さらに発展させ幸福になるような行動を取るのです。

★この自然の恩恵を「祐気」といって、人生に福禄寿をもたらします。
〇また「尅気」という悪い気もあるのです。すべては行動・発言という原因から発現する結果なのです。
〇人は皆、幸福を願います。そこで「宿命は変えられないけれど、運命は変えられる」ことを知りましょう。

★一見すると簡単なような気学ですが、東洋哲学の一翼で、奥が深く、終わりのない学問だといわれます
〇とはいっても、ある程度の基礎をマスターすれば、それぞれの願望を充足する最も近道だといえます。
〇気学の片鱗を知って役立てることで、宿命に目覚め、運命を切り開くツールなるのです。

★そして、気学によってあなたの存在は、最も輝かしいものになるでしょう。
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◆私達は自然の中に生かされています。自然の法則に逆らった時には、トラブルやアクシデントが起こるものです。自然との共生を疎かにし、目先に走った結果、大切なものを失います。そして、取り戻すに莫大な時間と費用を費やすことになるのです。
◆何らかのアクシデントは、軌道修正するよう促されていると考えましょう。それは、国や企業、組織や家庭でも起こり、改革、革命、事件、事故等、その現象はいつでも生じます。また、地震や津波、台風など天変地異も自然界では淘汰の現象のひとつといえます。
◆人は苦難に直面すると、目先に囚われて対応を焦り、本質的な問題を見過ごしてしまいがちです。このような時こそ、信念で問題に立ち向かい、苦難を辛抱強く乗り越える勇気の人に、本当の解決がおとずれるものです。幸せだから感謝するのではなく、苦難を感じられることにも感謝するのです。
◆このように天からの恩を忘れず、感謝することで「幸せになる」、ということを常日頃から心掛けたいものです。
[2022.03.30]

 

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