2026.07.18
7月

令和8年(2026)7月25~26日 紀州三大祭「粉河祭(こかわまつり)」です。

■7月25~26日 紀州三大祭「粉河祭(こかわまつり)」です。■

「粉河祭(こかわまつり)」は、紀の川市粉河の鎮守「粉河産𡈽神社(こかわうぶすなじんじゃ)」の祭礼です。紀州東照宮の「和歌祭(わかまつり)」、闘鶏神社(とうけいじんじゃ)の「田辺祭(たなべまつり)」とともに紀州三大祭のひとつに数えられます。

「粉河産𡈽神社」は、粉河郷(和歌山県紀の川市の東部)の総社であると同時に、西国三十三所観音霊場の第三番札所「粉河寺(こかわでら)」の鎮守社(寺の中の神社)です。地元では「たのもしのみや(頼母子之宮)」とも呼ばれています。

歴史は古く、紀伊国の猟師「大伴孔子古(おおとものくじこ)」「粉河寺」を創建し、ついでその子「大伴船主(ふなぬし)」が、延暦2年(783)鎌垣(かまがき)庄内各村の氏神を勧請して祀ったのが始まりとされます。明治時代、神仏分離により粉河寺から独立。

主祭神として
「丹生津比賣命(にうつひめのみこと)」
「天忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと)」

を祀り、「大伴孔子古命」「大伴船主命」を配祀します。

鎮座するのは、粉河寺本堂とその奥にそびえる「風猛山(ふうもうざん、かざらぎさん)」とのあいだの「六社壇(ろくしゃだん)」と呼ばれる山間で、もともと6つの祠があったと伝わります。『平家物語』に「平維盛(たいらのこれもり)」が高野山から熊野への道中、粉河寺に立ち寄り寺内を巡礼したというくだりがあり、そのなかで「霊験無双之六祠」と記されています。

境内には、主祭神2柱を祀る春日造の華麗な本殿、木造銅板葺入母屋造の拝殿のほか、5柱を祀る「五社神社」や縁結びの「白山神社」など多くの摂・末社があります。背後の風猛山の南麓斜面からは、昭和34年(1959)「経塚(きょうづか)」が出土しました。天治2年(1125)明経博士(みょうぎょうはかせ)の「清原信俊(きよはらさねとし)」が勧進となって埋納した「法華経」8巻は、美しい経筒に納められ、非常に保存状態のよいもので、貴重な考古資料です。

◆紀州三大祭「粉河祭(こかわまつり)」

7月の最終土・日曜日、粉河産𡈽神社の例祭「粉河祭(こかわまつり)」が行なわれます。粉河産𡈽神社の祭礼として始まり、地域に根付いた伝統行事です。県指定無形民俗文化財。

土曜夜の「宵祭」では、餅花できらびやかに飾り付けられ、枝垂れ柳のような独特な姿の「だんじり」が、粉河駅前から粉河寺大門前までの「粉河とんまか通り」に並び、勇壮に運行します。

日曜の「本祭」は隔年で行なわれます。奥州征伐で戦果をあげた大伴船主が凱旋する姿を伝える「渡御式(とぎょしき)」では、馬に跨った武者姿の稚児や袴をつけた大行列が練り歩きます。飾り付けされただんじりが大行列に続く様子は、さながら時代絵巻です。

粉河産𡈽神社
◇和歌山県紀の川市粉河2788(粉河寺境内)
◇公式サイト:https://ubusuna.org

粉河寺
◇和歌山県紀の川市粉河2787
◇JR和歌山線「粉河駅」徒歩15分
◇京奈和道自動車道「紀の川東IC」から約2km
◇公式サイト:https://www.kokawadera.org

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