■7月13~16日 靖国神社「みたままつり」です。■

「靖国神社(やすくにじんじゃ)」は、日本が関係した戦争において、朝廷や政府側で戦没した軍属らを含む軍人を祭神として祀る神社です。神社本庁には属していない東京都知事認証の単立神社(単立宗教法人)です。

明治2年(1869)「東京招魂社(とうきょうしょうこんしゃ)」として創建されましたが、明治10年(1877)の西南戦争をきっかけに「神社」として定まりました。
明治初期には多くの内乱が起こりました。その原因は徴兵令と地租改正条例にあるといわれています。そのなかで最も規模が大きく、最後の内乱となったのは、西郷隆盛(さいごうたかもり)率いる旧薩摩藩の士族達が起こした「西南戦争(西南の役)」です。

この内乱の原因になったのは「廃刀令(はいとうれい)」で、国民皆兵を原則とした徴兵令によって、軍人・武士としての士族達の特権が奪われてしまったためです。西郷隆盛らが鹿児島から熊本城へ向かった軍勢はおよそ1万5千。対し迎え撃つ新政府軍は6万8千余名にも及びました。
東京招魂社は、明治12年(1879)6月4日「別格官弊社」に加えられ、「靖国神社」と改称しました。西南戦争を経て、国家的統一を確かなものにするために命を落とした新政府の兵隊たちの霊を合祀したとき、招魂社は「国を靖(安)んずる場」、靖国神社へと変わっていたのです。それからちょうど10年後の明治22年(1889)の2月11日、「大日本帝国憲法」が発布されました。
靖国神社は、「吾以靖国也(吾以つて国を靖んずるなり)」を典拠として明治天皇が命名したものです。
◆みたままつり
日本古来のお盆の行事にちなんで昭和22年(1947)に始まった「みたままつり」は、毎年7月13~16日に行なわれます。期間中は午前9時~午後10時まで参拝可能。盆踊りや軒を連ねる夜店の光景も、東京の夏の風物詩として親しまれ、毎年多くの参拝者で賑わいます。

境内には大小の提灯が並び、各界名士の揮毫による懸雪洞(かけぼんぼり)が掲げられます。本殿では、「英霊(えいれい)」(優れた働きをした人の死霊に対して敬意を込めて使う言葉)を慰める祭儀が執り行なわれます。また、日本舞踊・能などが奉納されます。
靖国神社
◇東京都千代田区九段北3丁目1番1号
◇JR「市ヶ谷駅」徒歩10分
◇公式サイト:https://www.yasukuni.or.jp
◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆

毎年、夏になると何かと物議を醸す靖国神社です。昭和天皇が「先の大戦」と称していた「大東亜戦争」の、英霊に敬意を表するような機会はまずありません。7月の「みたま祭り」を機会に英霊や戦没者を顧みましょう。
今日から新暦でのお盆に入ります。戦没者のみならず先祖の功績を振り返るときです。
今年も節電で蒸し暑い日が続きます。読者の皆様、お体ご自愛専一の程
筆者敬白







