2023.07.04
7月
二十四節気

◆二十四節気◆令和5年(2023)7月7日「小暑(しょうしょ)」です。◆

◆二十四節気◆令和5年7月7日「小暑(しょうしょ)」です。◆

7月7日17時31分「小暑」です。旧暦5~6月、未(ひつじ)の月の正節で、新暦7月7日頃。天文学的には、太陽が黄経105度の点を通過するときをいいます。

梅雨明けが近づき、暑さが本格的になる頃で、「暦便覧」には「大暑来れる前なればなり」とあります。夏至を境に日足は徐々に短くなりますが、日々それほど実感できません。夏の太陽が照り付けて、暑さは日増しに増してきます。

小暑の日から「暑気」に入ります。小暑から立秋までの間が「暑中」で「暑中見舞い」はこの期間に送ります。

梅雨明け前の集中豪雨に見舞われることも多いので、注意が必要です。蓮の花が咲き始め、鷹の子が巣立ちの準備を始め、が鳴き始めます。

◆◆七夕◆◆

古く中国から伝来した暦注です。当時は女の子が縫い物やお習字の上達をご祈願したお祭で、平安時代には宮廷行事でした。七夕祭りの行事が広がったのは江戸時代です。穢れ(けがれ)を祓う信仰と結びついたものが現在の七夕の原型で、短冊に短歌や願い事を書く習慣は文字が上達するようにと願うものです。

◆◆「七十二侯」◆◆

◆初候温風至」(おんぷう いたる):暖かい風が吹いて来る。
◇暑い風が吹いて来る時節。
◆次候蓮始開」(はす はじめて はなさく)
◇蓮の花が開き始める時節。
◆末候鷹乃学習」(たか すなわち がくしゅうす)
◇鷹の幼鳥が飛ぶことを覚える時節。

◆◆「7月の花」◆◆

☆「朝顔」あさがお

開花時期は7月1日~10月10日頃。原産は中国で、平安時代に日本に渡来しました。朝のうちだけ開花するので「朝顔」と呼ばれますが、日陰に咲くものは夕方まで咲き続けることもあります。

古代中国では高価な薬として牛と取引されたほどです。漢名を「牽牛」とする所以です。漢方では現在でも種子を下剤や利尿剤として使われています。花言葉「愛情」「平静」「結束」「短い愛」「はかない恋」など。

☆「半夏生」はんげしょう

Saururus の語源は、ギリシャ語の「sauros(トカゲ)+oura(尾)」。トカゲの尾のような穂状の花を咲かせます。半夏生の頃になると、葉がペンキを塗ったかのように白くなることからそう呼ばれます。花の時期に葉が白くなるのは、虫を誘うためで、夏が終われば葉はもとの緑色に戻ります。「半化粧」「片白草」とも呼ばれます。

開花時期は、7月1日~20日頃。山の水辺に群生することが多いですが、都会でも時々植えられてるのを見かけます。

☆「鬼灯」ほおづき

花びらは五角形で、開花時期は6~7月。オレンジ色の実の中に、オレンジ色の球体があり、これが本当の実です。「ほおつき」(頬突き)は、子供が口に入れて鳴らす頬の様子から名前がつきました。「鬼燈」「酸漿」とも書きます。
花言葉「心の平安」「不思議」「自然美」「いつわり」

◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆

梅雨明け宣言が九州や沖縄から次第に北上してきました。
今日は7月7日「七夕」です。これから本格的な夏がやってきます。悪性の風邪が流行るとの注意喚起もあり体調を崩すと長引くようです。
皆様、お体ご自愛専一の程
筆者敬白

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