2026.04.10
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雑節・歴注・撰日

令和8年(2026)4月17日~5月4日「土用(どよう)」です。

■4月17日~5月4日「土用(どよう)」です。■

4月17日9時01分「土用(どよう)」です。土用は雑節のひとつで、太陽が黄経27度、117度、207度、297度にあるときと定義し、四季の変わり目に配されています。二十四節気の「立春」「立夏」「立秋」「立冬」前の約18日間を「土用」とし、土用が始まる日を「土用入り」、土用が終わる日を「土用明け」と呼びます。

今月の17日から来月5月4日までの期間は「春の土用」です。4月17日が「土用入り」、5月4日が「土用明け」になります。土用によって春は消滅し、夏が生成されます。5月5日「立夏」には、暦の上では夏の季節に入ります。

「土用」の字義は「土旺用事(どおうようじ)」といい、「土の気が壮ん(さかん)になり事を用うる」の意。「用」は「はたらき」という意味で、「土の気」の最も活発になる期間ということになります。

命あるものは、腐敗、死滅して土に帰り、一方、新しい命は土のなかに生じています。すべてに始めがあって「壮ん(さかん)」となり、そして終わります。土用はあらゆるものを荒廃させ、死滅させる作用を持つと同時に、新しいものを育む作用を持ちます。これを「生・旺・墓」の「三合の理」といいます。土用の月は「墓」にあたりますので、今月は物事が終結し、結果が出る月と考えられます。

たとえば春の始め「2月」に生じた事柄は、「3月」に壮んとなり「4月」に終わりを迎え結果が出ます。今月中に終結しない事柄は、来月「5月」に再スタートし「7月」には結果を出す努力をすべきということになります。

「時を得る者は昌(さか)え、時を失う者は亡ぶ」(時の運をうまく味方につけて追い風に乗る者は栄え、逆に追い風を見逃して向かい風に帆を揚げるようでは、苦難ばかりで、滅んでしまう)。タイミングがいいことを、「時の氏神(ときのうじがみ)」が味方をしたなどといいます。時を味方につけるとき、実力以上の成功に恵まれます。

「土の気」が盛ん(旺ん)な土用の期間は「物を変化させる作用が最も働く」期間です。土を動かすことはもちろんですが、造作、修繕、柱立、礎を置くこと、井戸掘り、壁塗りなどをするにはよくない期間とされています。部屋の模様変えや押入れの整理も土用のあいだは見送りましょう。

【土用心得】

土用の期間に入ると、抱えている問題は解決しないといわれています。土用に入る前に方向性を決め、解決しておくのが得策です。とはいっても、物事が解決せず土用の期間に入ってしまうこともままあります。焦らずに先送りして現状を維持しましょう。

【土用の間日】

土用の「間日(まび)」(土用期間中でも土を動かしてもよい日)は、それぞれ
 冬の土用は、「寅」「卯」「巳」の日
 春の土用は、「巳」「午」「酉」の日
 夏の土用は、「卯」「辰」「申」の日
 秋の土用は、「未」「酉」「亥」の日

です。今年の●の土用の間日は、●月●日(●の日)、●日(●の日)、、、●日(●の日)になります。

「文殊菩薩(もんじゅぼさつ)」のはからいで、「土公神(どくじん、どくしん、どこうしん)」(陰陽道で、土を司る神)一族すべてが「清涼山(五台山:文殊菩薩の聖地)」に集められ、土用の期間中でもこの日ばかりは土を動かしても祟りがありません。

【土用の丑の日】

土用といえば「丑の日(うしのひ)」。一般的には、「夏の土用」の期間中の「丑の日」を指します。
 春の土用は、「戌の日(いぬのひ)」に、「い」のつくものや白いもの
 夏の土用は、「丑の日(うしのひ)」に、「う」のつくものや黒いもの
 秋の土用は、「辰の日(たつのひ)に、「た」のつくものや青いもの、
 冬の土用は、「未の日(ひつじのひ)」に、「ひ」のつくものや赤いもの

を、それぞれ食べるとよいといわれ、これを「土用の食い養生」といいます。今年の春の土用の戌の日は4月23日です。

◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆

春の土用です。土用の期間はなんとなく上手くいかない期間です。突然の災難に遭ってしまう人もいます。かたや、結果が出ない事柄の結論が出る時期と捉えることができます。
「運」の良し悪しは、誰にでも当てはまりますが、「運気」は自然界の影響を受けながら巡っていまから、大自然の法則を知って自然の恩恵を活用しましょう。暦を読み解くことは、大自然の叡智を身につけることなのです。

春の土用が終わると立夏で、暦の上では春が終わり夏になります。土用の時期は季節の変わり目です。体調を崩しやすい時期なので健康管理には十分に注意しましょう。
読者の皆様、お体ご自愛専一の程
筆者敬白

◆◆土用の作用と三合の理◆◆

季節の入れ替わりに配置されるのが「土用」」です。土用は、春の土用、夏の土用、秋の土用、冬の土用と年に4回あります。「木気」「火気」「金気」「水気」の「墓気」にあたるところが「土用」です。この期間は各季節の替えによって18日と6時間が「土用」の期間になります。期間中は中央に位置する五黄土気と連なることで万物を腐らせる作用があります。

土用はあらゆるものを荒廃させ、腐らせ、死滅させる作用を持つとと同時に、新しいものを育む作用を持ちます。命あるものは、腐敗、死滅して土に帰り、一方、新しい命は土の中より生じています。

すべてに始めがあって「壮ん(さかん)」となり、そして終わります。万物の生成、人間の一生、季節の巡りなどがこの順序をたどって循環するという考えかたを「生・旺・墓」の「三合の理」といいます。「三合」は、古代中国で生まれた陰陽五行思想における方術のひとつです。

土用の期間中の月は「墓」にあたりますので、今月は物事が終結し、完了したり結果が出る月といえます。

「三合の理」を「土用」に当てはめると

  春の土用 木墓気、11月亥に生、翌3月卯に旺、7月未に墓
  夏の土用 火墓気、2月寅に生、6月午に旺、10月戌に墓
  秋の土用 金墓気、5月巳に生、9月酉に旺、翌1月丑に墓
  冬の土用 水墓気、8月申に生、12月子に旺、翌4月辰に墓

となります。これを「生・旺・墓」の「三合の理」に当てはめると……

◇(春:東)前年「亥:11月」に生じた事柄は「卯:翌3月」に壮(旺)かんになり、「未:7月」に墓を迎え「春の土用」になり結果が出ます。(木局三合)
◇(夏:南)「寅:2月」に生じた事柄は、「午:6月」に壮(旺)んとなり「戌:10月」に墓を迎え「夏の土用」となり結果が出ます。(火局三合)
◇(秋:西)「巳:5月」に生じた事柄は「酉:9月」に壮(旺)んとなり「寅:翌1月」墓を迎え「秋の土用」となり結果が出ます。(金局三合)
◇(冬:北)「申:8月」に生じた事柄は「子:12月」に壮(旺)んとなり「辰:翌4月」墓を迎え「冬の土用」となり結果が出ます。(水局三合)

今月中に終結しない事柄でも、土用明けの来月には一定の終了を迎え、新しい息吹となっていきます。

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