■5月31日 熱海身代り不動尊「五臓病除」です。■

厄除や交通安全祈願で知られる神奈川県川崎市の「身代り不動尊」は、正式名称を「大明王院(だいみょうおういん)」といい、「真言宗醍醐寺派」の別格本山として「大日大聖身代り不動明王」を祀ります。

元禄年間(1688-1704)、武蔵国の荏原郡(えばらぐん)に悪疫が流行した際、諸国を行脚していた「祐天(ゆうてん)」が自ら護持していた不動尊像を人びとに与えて信心をすすめました。人びとがこれを信仰すると不思議に悪疫は鎮まりました。この効験に感謝して堂宇を建て不動尊像を祀るようになったのが、「身代り不動尊」大明王院の始まりと伝わります。
「祐天」は、将軍から庶民にいたるまで「生仏(いきぼとけ)」として尊敬された高僧です。浄土宗大本山「増上寺(ぞうじょうじ)」36世法主。念仏の力で除霊することができたといわれ、多くの霊験が残されています。
その後、当初は神社だった不動尊は、明治維新の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)にあって一時民家に移されましたが、明治37年(1904)真言宗の僧「喜衆」が開山、開眼法要をし、現在の場所に移しました。
「身代り不動尊」大明王院は檀家を持ちませんが、ひろく一般の参拝客が絶えません。他宗派や無宗教のひとも気軽に参拝、護摩参加ができるとのこと。川崎に本山、熱海・横浜・東京に別院があります。熱海別院では、とくに海上安全や水難除といった海の安全祈願を行ないます。
◆熱海別院「五臓病除」

5月、熱海別院で「五臓病除祈願祭」が斎行されます。「五臓(ごぞう)」とは、漢方医学で肺・心・脾・肝・腎の5つの臓器のこと。五臓の病を封じる祈願をします。
身代り不動尊(大明王院)
◇公式サイト:https://migawarifudouson.or.jp
川崎本山
◇神奈川県川崎市高津区下作延4-26-1
◇東急田園都市線「梶が谷駅」徒歩10分
◇JR南武線「津田山駅」徒歩15分
熱海別院
◇静岡県熱海市伊豆山837
◇JR「熱海駅」よりバス「伊豆山行」「湯河原駅行」
横浜別院
◇神奈川県横浜市旭区上川井町800
◇東急田園都市線「青葉台駅」JR横浜線「十日市場駅」よりバス
◇相鉄線「三ツ境駅」よりバス
東京別院
◇東京都杉並区下高井戸5-12-1
◇京王線「上北沢駅」「八幡山駅」より徒歩15分
◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆
健康は何にも代えがたい財産ですが、安寧を祈願する場所として「熱海身代り不動尊」へお出かけください。家族の健康祈願にも五臓病除祈願祭のご利益を――
筆者敬白







