■5月25日「鶴岡天満宮、化けものまつり」です。■
「化けものまつり」は、「鶴岡天満宮(つるおかてんまんぐう)」の「天満祭」のことで、毎年5月24~27日に行なわれます。
この祭は、鶴岡天満宮の御祭神「菅原道真公」を祭るお祭りでしたが、その昔、道真公が九州大宰府に配流されることが決まったとき、道真公を慕う人達が藤原時平らに幅かって、姿を変え顔を隠して会いに行き、密かに酒を酌み交わし、別れを惜しんだという言い伝えによるものです。
「化けもの」とは、編み笠をかぶり、目から下は手ぬぐいで隠して、派手な模様の長襦袢に角帯を締め、尻をからげて手に徳利と杯を持つという姿で、見ただけでは男か女か分からない状態の様子のこと。
この格好をした化けものたちが、問答無用とばかりに道行く人に酒を勧め振る舞います。化けものは決して口をきいてはならず。口をきかずに祭りに3年参加し続けると願いが叶うのだとか。
天満宮では天狗舞が奉納され、道真公や手踊りのパレードが市内を練り歩くなど様々な催しが行われます。
鶴岡天満宮
◇山形県鶴岡市神明町3-40
◇JR「鶴岡駅」バス10分
◇「鶴岡IC」車10分
◆公式Instagram:https://www.instagram.com/tsuruokatenmangu.official/
◆公式Twitter:https://twitter.com/tenzinhan0525
◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆
この時期天満宮や、天神様の祭礼が続きます。
菅原道真公が政敵に敗れて、太宰府に赴任することが決まった頃が祭礼の云われです。距離は離れていても、菅原道真の啓徳を被った人達が、感謝を祭礼で残したものが数多く見受けられます。施した公徳の大きさが伺えます。
筆者敬白