2022.09.20
9月
国民の休日
旧暦

令和4年(2022)9月23日 秋分の日 旧秋季皇霊祭 です。

■9月23日「秋分の日」、旧秋季皇霊祭です。■ 

200129_28.jpg秋分の日」は、国民の祝日の一つ。祝日法では「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」ことを趣旨としています。暦の上の「秋分」と国民の祝日「秋分の日」を区別しています。 



秋分の日は、秋のお彼岸の最中で「彼岸の中日」にあたります。「昼と夜の長さが等しい」といわれますが、実際には昼の方が長いです。 



130909_21.jpg戦前は「秋季皇霊祭:しゅうきこうれいさい」といいました。毎年、秋分の日に宮中の皇霊殿で行われる皇室の大祭のことで、歴代の天皇・皇后・皇族など、皇祖の神霊を祀る儀式が行われました。 



戦後には、「秋分の日」と改名して、庶民が先祖を祀る日となりました。 



秋季皇霊祭◇皇室による先祖を祀る祭儀は、「古事記」「日本書紀」などに皇祖の御霊を祀ったとあります。平安時代中期以降、京都御所の清涼殿・御黒戸の間において仏式で執り行われていました。しかし、明治の神仏分離令により、神式による祭儀に変更されました。 



この日、皇霊殿前庭では宮内庁職員により「東遊:あずまあそび、東舞」の儀が執り行われます。 



◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆ 

120914_23.jpg大東亜戦争前までは秋分は、秋季皇霊祭として大自然のバランスを尊んでいました。私達は当たり前に明日が来る。9月の次は10月。といった至極当然なことを祭りとして感謝を表わしていたのです。近年のゲリラ豪雨や竜巻など気象変動は、自然が何かを訴えているのかもしれません。

人の心と社会のバランスが崩れている現在、今一度大自然のバランスを認識し、陰陽を司りながらバランスの取れた社会にしたいものです。 

季節の変わり目です。読者の皆様、お体ご自愛専一の程 

筆者敬白
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