2022.09.24
9月

令和4年(2022)9月27日 小田原、道了尊大祭 です。

■9月27日「小田原、道了尊大祭」です。■

0909_24.jpg曹洞宗大雄山最乗寺「道了尊:どうりょうそん」は、本尊に釈迦牟尼仏、脇侍仏に文殊菩薩・普賢菩薩を奉安する、全国に4千余の門流をもつ寺院です。

曹洞宗では福井県の永平寺横浜市鶴見の総持寺に次ぐ大寺院で、600年の歴史をもつ関東の霊場として知られます。開山は、相模国生まれ藤原姓の「了庵慧明禅師:りょうあんえみょうぜんじ」戦国乱世に虚しさを感じて出家し能登総持寺、丹波永沢寺、近江総寧寺、越前龍泉寺、能登妙高庵寺などに住持したのち、大本山総持寺に輪住。

110922_10.jpg50歳を過ぎて相模国に帰った了庵慧明禅師は、曽我の里に庵を結びます。應永元年(1394)啓示を受けた足柄の山中に大寺を建て、大雄山と号しました。

大雄山最乗寺の守護「道了大薩た」(どうりょうだいさった)は、大和金峰山、奈良大峰山、熊野三山に修行した行者で、相模房道了尊者として知られます。大雄山開山のおり、了庵禅師のもとに参じて土木の業に従事。約1年で大事業を完遂し、その力量は500人分にあたるとか。

了庵禅師は「十一面観世音菩薩の化身」であるとされ篤く信仰されています。祈祷
会や禅学会などの他、正月・5月・9月には大祭が行なわれます。


大雄山最乗寺
120915_20.jpg◇神奈川県南足柄市大雄町1157
◇伊豆箱根鉄道大雄山線「大雄山駅」バス10分
◇東名高速道路「大井松田IC」20分
◇道了尊:http://www.daiyuuzan.or.jp/history/index.html
◇参考HP:http://www.daiyuuzan.or.jp/index.html

◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆
曹洞宗の中で永平寺、総持寺に次ぐ大寺院で、大祭が年に3回あります。
季節の変わり目です。お出かけの際には、お体ご自愛専一の程
筆者敬白

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