■9月16日 鎌倉、鶴岡八幡宮「流鏑馬(やぶさめ)」です。■
「流鏑馬(やぶさめ)」とは、もともとは奈良時代、宮廷を中心とする貴族で流行していた相撲、鷹狩、競馬、騎射などの日本古来のスポーツの一種です。
武家時代に入り、武士の鍛練方法として行われた馬術と弓術を組み合わせて競技にしました。特に鎌倉幕府の奨励により盛んに競われるようになり、神社に奉納されるようになりました。
神奈川県鎌倉市の鶴岡八幡宮では毎年9月14~16日までの3日間、例大祭が行われます。文治3年(1187)8月15日、放生会(ほうじょうえ)に際して源頼朝公が流鏑馬を始めたと伝わります。
例大祭は、
14日「宵宮祭」
15日「例大祭」「神幸祭」
16日「流鏑馬神事」「鈴虫放生祭」
が執り行われます。
「流鏑馬神事」は、鎌倉武士の狩装束に身を包んだ射手が馬に乗り、約250mの馬場を3ヶ所の板的を鏑矢(かぶらや)で射ながら駆け抜ける勇壮な神事です。
例大祭で神前に供えた鈴虫を柳原神池(やないはらしんち)のほとりに放す「鈴虫放生祭」では、雅楽の演奏と巫女による神楽舞が奉仕されます。
鶴岡八幡宮
◇神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-31
◇JR「鎌倉駅」江ノ電「鎌倉駅」徒歩10分
◇横浜横須賀道路「朝比奈IC」より約5km
◇公式サイト:https://www.hachimangu.or.jp