2019.10.19
10月

10月22日「京都、平安神宮 時代祭」です。

■10月22日「京都、平安神宮 時代祭」です。■
181017_15.jpg平安神宮」の御祭神・桓武天皇は、光仁天皇の皇子として天平9年(737)に誕生。天応元年(781)第50代天皇として即位されました。

天皇は平城京の規模が小さく、日本の国都として適していないと察し、まず山背国(山城)乙訓郡長岡に都を移し、さらに最も都に適した処として、延暦12年(793)葛野・愛宕両郡を選んで都の造営をはじめました。翌13年10月22日、新京に移った天皇はここを「平安京」と称せられ、延暦15年に大極殿において百官の拝賀を受けられました。

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桓武天皇は在位25年の間、律令を正し難民を救済文教を興して内政を整えるとともに、広く海外とも交易し我が国の発展に努めました。以来、京都は明治に至る1千余年の間、日本の国都として栄えてきました。延暦25年(806)に崩御。御陵は柏原陵(京都伏見区桃山)。

平安神宮は、平安遷都1100年を記念して、明治28年に創建されました。創建当時、京都の衰退ぶりは目を覆うものがありました。幕末の戦乱市街地は荒廃し、明治維新によって事実上首都が東京へ遷ったことは人々の心に大きな打撃を与えました。

京都を救ったのは京都復興への市民の「情熱」と、全国の人々の京都に対する「思い入れ」でした。数々の復興事業を展開し、教育・文化・産業・生活など、すべての面において新しい京都が模索され、同時に古き良き京都の維持継承に力が注がれたのです。

「時代祭」は、創建当時を伝える祭で、京都の誕生日10月22日に行われます。京都全市域から参加の市民組織・平安講社による「時代行列」は、維新期の西洋兵式教練の鼓笛隊を先頭に、弓箭組、徳川城使上洛式、豊公参朝式、信長の上洛式、流鏑馬、藤原時代の文官の参朝式、延喜式官出陣式、延暦文官参朝式、各時代の女性風俗、平安神宮の鳳輦などの行列が、京都御所建礼門前から平安神宮応天門まで続きます。

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平安神宮
◇京都府京都市左京区岡崎西天王町
◇JR「京都駅」バス「京都会館美術館前」徒歩5分
◇公式HPhttp://www.heianjingu.or.jp/

◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆
毎年、「季節のお便り」を書いていて、鞍馬の火祭、平安神宮の時代祭の頃なると、めっきり秋の深まりを感じ、北の方から雪の便りが聞こえてきます。
朝夕の冷え込みがきつくなってきました。日中は過ごしやすい日が続いています。油断して風邪などお召しにならないように、お身体ご自愛専一の程
筆者敬白

 

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