■10月11日「神戸、海神社祭」です。■
「海神社:わたつみじんじゃ」は、神功皇后の御代3~5世紀ごろの創建。「綿津見神社」とも表記され、「かいじんじゃ」とも読まれます。古くは、あまじんじゃ、たるみじんじゃ、日向大明神、衣財田大明神。
式内社(名神大社)で旧社格は官幣中社。延喜式神名帳に「播磨国明石郡・海神社三座」と記載されます。
神功皇后の三韓征伐からの帰途、海上で暴風雨が起こり船が進めなくなったので、「綿津見三神」を祀ると暴風雨が治まったと伝わります。そしてこの地に社殿を建てたのが始まりと伝わり、古くから海上鎮護の神として崇敬されます。
「海神三座」として「上津綿津見神:うわつわたつみのかみ=海上=航海の神」「中津綿津見神:なかつわたつみのかみ=海中=魚(漁業)の神」「底津綿津見神:そこつわたつみのかみ=海底=海藻、塩の神」を祀り、「大日孁貴尊:おおひるめのむちのかみ=天照大神」を配祀しています。
例祭は毎年10月10~12日、神輿を乗せた20数隻の船が海上をめぐる「海上渡御祭:かいじょうとぎょ」は12日に行われます。
海神社
◇兵庫県神戸市垂水区宮本町5-1
◇JR「垂水駅」・山陽電鉄「垂水駅」すぐ
◇第二神明道路「高丸IC」10分
◇HP:http://kaijinjya.main.jp/