2026.10.16
10月

令和8年(2026)10月23~25日 三重県伊賀市「上野天神祭(うえのてんじんまつり)」です。

■10月23~25日 三重県伊賀市「上野天神祭(うえのてんじんまつり)」です。■

「菅原神社(すがわらじんじゃ)」は、三重県西部に位置する旧上野市に鎮座します。古代より交通の要衝だった「伊賀上野(いがうえの)」は、江戸のころ碁盤状に整備された城下町が美しく「小京都(しょうきょうと)」のひとつに数えられています。伊賀といえば「忍者の里」、また、「松尾芭蕉(まつおばしょう)」生誕の地としても有名です。

菅原神社の主祭神は

「菅原道真(すがわらのみちざね)」

です。文学の神さまとして信仰が厚く、合格祈願や文芸の上達を祈る参詣者が多く訪れます。

寛文12年(1672)1月、俳諧で身を立てることを決意した俳聖「松尾芭蕉」は、処女作「貝おほい」一巻を献納し、自らの文運を祈願しました。菅原神社が「文学の神」として広く敬われているのは、芭蕉の立志の祈願社だというのも理由のひとつでしょう。

現在、「伊賀上野城(いがうえのじょう)」のある場所には、もともと「平楽寺(へいらくじ)」という大寺院があり、菅原神社は平楽寺の「伽藍神(がらんじん)」(寺院を守護する神)でした。農耕神祇(のうこうじんぎ)に発祥する神々を祀っていたことから、いまも「牛馬の守護神」として

天正9年(1581)、「天正伊賀の乱」の後、「藤堂高虎(とうどうたかとら)」の城下町建設の際に、伊賀上野と上野城の守護神として現在の地に奉遷されました。

旧上野町六千戸の産土神として「上野天神宮(うえのてんじんぐう)」「お天神さん」「天神さん」と呼ばれ人びとに親しまれています。

◆上野天神祭(うえのてんじんまつり)

「菅原神社(上野天神宮)」の例大祭は毎年10月25日。その25日までの直近の日曜日を中心に「上野天神祭(うえのてんじんまつり)」が行なわれます。一説には、四百数十年前に疫病が流行した際、「悪疫退散」を祈願して厄除けの「鬼行列(おにぎょうれつ)」を行なったのが始まりと伝わります。

神輿の渡御に供奉する200人を超える鬼行列は、役小角(えんのおづぬ)を中心とした「役行者列(えんのぎょうじゃれつ)」と、鬼退治の伝説を持つ源為朝(みなもとのためとも)の「鎮西八郎為朝列(ちんぜいはちろうためともれつ)」で構成されています。

鬼行列に続いて、豪華絢爛な9基のだんじり(楼車)が祭囃子を奏でながら巡行します。

神輿、鬼、だんじりとつづく神幸祭の行列は400年の伝統を今に伝えます。平成14年(2002)「上野天神祭のダンジリ行事」として国の重要無形民俗文化財に指定され、さらに平成28年(2016)、全国33ヶ所の「山・鉾・屋台行事」のひとつとして、ユネスコ無形文化遺産に登録されました。

菅原神社(上野天満宮)
◇三重県伊賀市上野東町2929
◇伊賀鉄道「上野市駅」徒歩約5分
◇名阪国道「上野東IC」または「中瀬IC」約5分
◇公式サイト:https://www.sugawara25.jp

◆「上野天神祭」公式サイト:https://ueno-tenjin-matsuri.jp

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