■10月24日「国連の日」です。■
「国際連合(こくさいれんごう)」は第二次世界大戦を契機として生まれた国際平和機構です。「国連の日」は、国際連合憲章(国連憲章)が発効した昭和20年(1945)10月24日を記念する日です。
発足当時、国連に加盟した国は51ヶ国でした。その後、加盟国は増えていき、最近では、平成23年(2011年)に南スーダンが加盟し、現在193ヶ国が加盟しています。日本は昭和31年(1956)12月18日、チュニジアに次ぐ第80番目の加盟国として国連に加盟しました。
国連の活動目的は、
①全世界の平和を守ること。
②各国の間に友好関係をつくり上げること。
③貧しい人々の生活条件を向上させ、飢えと病気と読み書きの出来ない状態を克服し、お互いの権利と自由の尊重を働きかけるように、共同で努力すること。
④各国のこれらの目的を達成するのを助けるための話し合いの場となること。
とあります。
国連本部は、アメリカのニューヨークのマンハッタンにあります。ここは各国の話し合いの場としてだけでなく観光名所にもなっていて、毎年100万人を超える人々が国連本部を訪れています。訪れた人の多くは、国連が行っているガイドツアーに参加します。ツアーでは、各国の代表が地球規模の関心事項について話し合う会議の様子や、加盟国から寄贈された美術品、壁画、彫刻などを見ることができます。
◆国際連合広報センター:https://www.unic.or.jp
◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆
国際紛争の解決が容易ではないのは言うまでもありません。しかし、国と国が話し合う場は絶対に必要です。マンハッタン島の国連本部の敷地は、ニューヨーク市が国連に寄贈した土地です。当時は食肉処理場や町工場、電車車庫などがあり、国際平和組織の本部を設置するのにふさわしいとは言えないような界隈でしたが、それが現在、世界中の国連加盟国すべてに属する特別な場所になっています。
筆者敬白