■10月18日「統計の日」です。■
「統計の日(とうけいのひ)」は、昭和48年(1973)7月3日の政府の閣議了解によって10月18日に制定されました。
日本最初の近代的生産統計である「府県物産表」に関する太政官布告が公布された明治3年(1870)9月24日を、現在の太陽暦に換算した10月18日が「統計の日」とされました。「府県物産表」は、明治3年(1870)から開始された地方物産に関する調査結果を「物産表」という統計表様式で編纂されたものです。
世界各国にはそれぞれ統計の記念日があります。例えばインドでは、同国の統計学者プラサンタ・チャンドラ・マハラノビスの誕生日である6月29日を統計の日としています。
また、国連統計委員会は10月20日を「世界統計の日」として公的統計の重要性を幅広く伝えるため、さまざまな取組を行っています。
「統計の日」には、国民に統計の重要性に対する関心と理解を深め、各種の統計調査に対してより一層の協力を呼びかけるために、総務省をはじめとする各府省や地方公共団体が諸行事を行います。「統計の日」ポスターの作成や講演会、展示会、統計功労者の表彰が実施されます。そのほか全国統計大会、地方統計大会、統計データ・グラフフェア、統計グラフ全国コンクールなど全国各地でイベントが行われます。
◆令和6年度「統計の日」関連行事(総務省):https://www.soumu.go.jp/toukei_toukatsu/info/guide/r6toukeinohi_kanren.html
◆「なるほど統計学園」(総務省統計局):https://www.stat.go.jp/naruhodo/
◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆
統計は医療や行政、ビジネスなど、あらゆる場面で使われていますが、そのことは意外と知られていません。「統計の日」は、統計データが日々の暮らしのなかでどのように役立っているかを知るよい機会です。総務省統計局の「なるほど統計学園」(上記)は学生向けですが、大人にとっても有意義な内容になっていておすすめです。
筆者敬白