■10月19日 岩手釜石「曳き船まつり」、18~20日「釜石まつり」です。■
釜石「尾崎神社(おさきじんじゃ)」は、祭神に日本武尊(やまとたけるのみこと)、綿津見神(わたつみのかみ)、閉伊頼基(へいよりもと)公を祀ります。
奥の院・奥宮・里宮から成り立ち、「おさきさん」と呼ばれ親しまれ、漁業・農業・商業・工業を営む人々から篤く信仰されています。
◆曳き船まつり
「曳き船まつり」は、年に一度奥宮より御神体を船にて奉迎し、奥宮御旅所へ参るお祭りで、東北で最も古い船祭りと伝わります。
尾崎半島(おさきはんとう)にある尾崎神社「本宮」から、市内にある「里宮」までご神体を奉遷します。お召船(おめしぶね)を中心に、虎舞(とらまい)や神楽を乗せた十数隻の船が大漁旗をなびかせて賑やかに釜石港(かまいしこう)内をパレードします。
◆釜石まつり
「釜石まつり」は、尾崎神社の「曳き船まつり」と「釜石製鐵所山神社(かまいしせいてつしょさんじんじゃ)」の祭典を合同で開催するお祭りです。昭和42年(1967)から「釜石まつり」となりました。毎年10月第3日曜日を含む金・土・日曜日に開催されます。
中日の土曜日は「曳き船まつり」。最終日の日曜日には、市内目抜き通りを虎舞や神楽、山車、手踊りのほか両神社の神輿が渡御します。お囃子の音が街中に響き、もっとも釜石らしい、にぎやかなお祭りです。
「釜石製鐵所山神社」は日本製鉄釜石製鉄所の守護神社です。鳥居にかけられた鉄製扁額(てつせいへんがく)は、明治27年(1894)日本初のコークスを燃料とした高炉法による出銑に成功した記念に、その初湯から製作された扁額で、産業の歴史遺産として市の有形文化財に指定されています。
尾崎神社
◇本宮:岩手県釜石市平田7-130
◇里宮:岩手県釜石市浜町3丁目23
釜石製鐵所山神社
◇岩手県釜石市桜木町1-5-1
◆「令和6年 釜石まつり」(釜石観光物産協会):https://kamaishi-kankou.jp/event/7098/
◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆
釜石の方々の心意気あふれるお祭りです。是非復興した釜石を見に観光にお出かけ下さい。
時節柄、お体ご自愛専一の程
筆者敬白