2023.10.18
10月

令和5年(2023)10月20~22日 伊賀「上野天神祭(うえのてんじんまつり)」です。

■10月20~22日 伊賀「上野天神祭(うえのてんじんまつり)」です。■

上野天神宮(うえのてんじんぐう、通称:お天神さん、天神さん)」と呼ばれる「菅原神社(すがわらじんじゃ)」は、三重県伊賀市の旧上野町六千戸の産土神として、また文学の祖神として、あるいは牛馬の守護神として崇敬される「菅原道真公」を主神とする神社です。

藤堂高虎公

古く、上野山平楽寺の伽藍神(がらんじん、寺院を守護する神)で、農耕神祇(のうこうじんぎ)に発祥する神々を祀る神社でした。
天正9年(1581)、「天正伊賀の乱」の後、藤堂高虎(とうどうたかとら)の城下町建設の際に、伊賀上野と上野城の守護神としてこの地に奉遷されました。

寛文12年(1672)1月、俳諧で身を立てることを決意した俳聖「松尾芭蕉」が、自分の生まれ故郷の氏神さま「天神さん」に処女作「貝おほい」一巻を献納し、自らの文運を祈願しました。菅原神社(上野天神宮)が、文学の神として広く敬われているのは、芭蕉の立志の祈願社だというのも理由のひとつでしょう。

菅原神社(上野天神宮)の例大祭は毎年10月25日。その25日までの直近の日曜日を中心に「上野天神祭(うえのてんじんまつり)」が行われます。
1日目(金曜日)「宵々山」
2日目(土曜日)「足揃えの儀・宵山」
3日目(日曜日)「神幸祭」

「上野天神祭」は、一説には400数十年前に疫病が流行した際の「悪疫退散」を祈願して厄除けの鬼行列を行ったのが始まりと伝わります。

神輿の渡御に供奉する百数十体の鬼行列や、祭囃子を奏でながら、これに続く豪華絢爛な9基のだんじりに400年の伝統を伝えます。
「上野天神祭のダンジリ行事」として、平成14年(2002)に国の重要無形民俗文化財に指定され、さらに平成28年(2016)12月1日(日本時間)に、全国33ヶ所の「山・鉾・屋台行事」のひとつとして、ユネスコ無形文化遺産に登録されました。

菅原神社(上野天満宮)
◇三重県伊賀市上野東町2929
◇伊賀鉄道「上野市駅」徒歩約5分
◇名阪国道「上野東IC」または「中瀬IC」約5分
◇公式サイト:https://www.sugawara25.jp/

◆「上野天神祭」公式サイト:https://www.ueno-tenjin-matsuri.com

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