■10月7~9日 福島「二本松提灯祭り」です。■
「二本松提灯祭り(にほんまつちょうちんまつり)」は、福島県二本松市にある「二本松神社」の例大祭です。日本三大提灯祭りのひとつ。福島県重要無形民俗文化財に指定されています。
寛永20年(1643)織田信長の重臣「丹羽長重」の孫「丹羽光重」が、二本松城主として入城の際「よい政治を行うためには、領民にまず敬神の意を高揚させること」と考え、畠山時代に白旗ヶ峯に鎮座してあったものを遷宮し、現在の栗ヶ柵に二本松神社を祀り、領民は誰でも自由に参拝できるようにしたのが始まりと伝わります。
毎年10月第1土・日・月曜日に開催されるこの祭りには、7台の太鼓台にそれぞれ300個余の提灯を点けて、囃子に合わせて町内を曳き回します。
「二本松神社」は、藩主として入部した丹羽光重の敬神愛民の精神から、丹羽家の守護神である「八幡宮」を左に、領民の守護神「熊野宮」を右に、2柱を祀る御両社として遷宮されました。2度の大火で消失した後、文化3年(1806)再建された「二本松地方の総鎮守」です。
祭りは、境内で神様から「火をいただく儀式」から始まります。拝殿の明かりを全て消し、神輿に御霊代を移し、拝殿前の篝火へ火を移します。太鼓台の提灯に灯す火を、御神火走者が松明に頂戴します。
◇二本松の提灯祭り(二本松市観光連盟):https://www.nihonmatsu-kanko.jp/?p=1473
◇二本松神社
◇福島県二本松市本町1-61
◇JR「二本松駅」徒歩5分
◇公式サイト:https://nihonmatsu-shrine.com