2022.10.03
10月
今月の展望

◆◆◆「10月の展望」◆◆◆
 10月8日~11月6日(神無月 寒露~立冬の前日迄)
 二十四節気 「寒露」かんろ「霜降」そうこう
 今月の干支 「庚戌」かのえ・いぬ
 今月の九気 「三碧木気」さんぺき・もっき
 今月の二十八宿 「胃宿」いしゅく、「西方白虎」せいほうびゃっこ

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■「庚」かのえ・こう 陽の金 ——————
庚の字は同音の「更」につながり、植物の生長が止まって新たな形に変化しようとする状態として、7番目に宛てられました。日本では「かのえ」(金の兄)ともいいます。
■「戌」いぬ・じゅつ 陽の土 ————-
「戌」は「滅」(めつ:「ほろぶ」の意味)で、草木が枯れる状態を表しているとされています。後に、覚え易くするために動物の犬が割り当てられました。
犬はお産が軽いとされることから、安産については、戌の日が吉日とされ、帯祝いなどにはこの日を選ぶ風習があります。
「胃宿」いしゅく、「西方白虎」せいほうびゃっこ ————-
二十八宿の「胃宿」は西方白虎七宿の三宿(番目)、和名では「えきえぼし」です。牡羊座東部を示します。
≪胃宿の吉・凶≫ 開店、移転、求職、就職には良い月、婚礼には差し障りがないが、あまり用いない方がよい月、反対に家屋の造作、葬送、衣類裁断など、私事(判断すること)に災いがちです。訴訟、改革には適しません。先送りして無難です。

※二十八宿(にじゅうはしゅっく):古代中国で月が地球を一周する間に通過する二十八の星座、江戸幕府の天文方「渋川春海」による貞享2年(1685)の改暦で、それまでインド起源の二十七宿が廃され、中国起源の二十八宿に変更された。日本では7~8世紀頃に造られた高松塚古墳やキトラ古墳の四神相応図(方位を守護されるとされる神獣)が壁画で発見されている。西洋の太陽暦を基本にした占星術に反して、和暦は月を基本とした陰暦、旧暦を基本とした易や卦に符合する。

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■「三碧木気」さんぺき・もっき ————-
◆雑象◆東・震・青・雷・春・声・虚・咳・驚き・口笛・進む・昇る・動く・現れる・揺れる・激しい・騒がしい・新しい・活発・若さ・焦り・希望・進出・発展・繁栄・明朗・復興・顕現・発明・発見・アイデア・企画・虚構・軽率・爆発・悲鳴・銃声・音楽・音響・宣伝・評判・叱咤・言訳・癇癪・叱責・失言・短気・立腹・憤慨・喧嘩・詐欺・漏電・火災など。
◆場所◆講演会場・音楽会場・青果市場・電話局・発電所・火薬庫・射的場など。
◆天象◆東風・雷雨・落雷・雷鳴・稲妻・地震・噴火・爆発など。
◆事物◆音響装置・ラジオ・ステレオ・レコード・ピアノ・オルガン・三味線など。音の出るもの。
◆生理◆肝臓・神経痛・痙攣・リウマチ・ヒステリーなど。
◆人事長男・若者・青年・歌手・噺家・発明家・アナウンサー・青果商・寿司屋・庭師・詐欺師など。
◆飲食◆若芽・野菜・海草・新茶・寿司・柑橘類・酢の物・酸っぱいもの。
◆動物◆兔・蜂・蝉・蛙・百足・鈴虫・ひばり・ヒナ鳥など。
◆植物◆青野菜・木の芽・植木・盆栽・みかんなど。

◆◆◆ 三碧木気中宮月まとめ ◆◆◆
○天候は、暖かく晴れの日が多い。
○病気は、肝臓、胃酸過多、神経痛、火傷などに注意。
○地震、落雷、火災、爆発、テロ、暴動、発砲事件、詐欺、広告宣伝、電気製品、野菜類、音楽、騒音、若者等が話題になります。

≪今月の事件トラブル、経済方向性≫
▼地震、落雷、台風、大風、突風、竜巻などの恐れがあります。
▼火災、テロ、暴動、発砲事件、詐欺事件、旧悪路兼、通信トラブル、悪性の流行病、新型コロナウィルスの感染拡大、風邪、インフルエンザなどが懸念されます。
▼食中毒、食糧問題、金銭トラブル、現金強奪、金融機関の不祥事事件、遊興場でのトラブル事件なども懸念されます。
▼為替相場の乱高下が懸念されます。
≪経営者、管理者必見≫
今月は会社、事務所等から見た東方位、南東方位及び西方位との新規取引は延期等見合わせてください。
また会社や事務所、住居から見た東方位、南東方位及び西方位の戸締りを厳重にして防犯に努めてください。

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◆◇◆◇◆ 九星気学とは 土用の作用 三合の理 ◆◇◆◇◆
九星気学は、古代中国の儒家哲学思想が、その発祥といわれています。

〇今から四千年以上も前のこと、大自然を年々、月々、日々刻々と変化させるエネルギーの「気」に、一定の周期があると見出しました。これが現在の「暦」の始まりです。
〇そしてその「気」のエネルギーは、私たち人間にも、それなりの影響を与えています。
〇このエネルギーを「九つの数」に分類し「七つの色」に区分したのが「九気」なのです。
〇一白水気・二黒土気・三碧木気・四緑木気・五黄土気・六白金気・七赤金気・八白土気・九紫火気と呼び、9種類に大別します。
〇人の誕生の瞬間に自然界から全身に受けた「気」に当てはめて、一白水性・二黒土性・三碧木性・四緑木性・五黄土性・六白金性・七赤金性・八白土性・九紫火性と呼びます。

運命は大別すると、生まれた瞬間に天から与えられる「先天の運」と、生まれてから死ぬまでの「後天の運」があります。
〇人の一生には「運気」がついて廻るもので、運が良し悪しは誰にでも当てはまります。人間も自然の一部なので、大自然の「気」すなち「運」が与えらているものなのです。
〇運命とは、命の行く末のことで、「運び」などともいいます。
〇まず、自らの今を知ることが第一歩です。「今の自分が盛運期なのか衰運期なのか」を認識することです。
〇そして、備わった自然の法則に従って、判断、行動することで、運気を上手に活かし、運の軌を切り開き、与えられた運命を上昇させていきましょう。
〇未来の運命が大難だったら小難に、小難だったら無難に変える行動を心がけましょう。そして無難だったら、さらに発展させ幸福になるような行動を心がけるのです。

この自然の恩恵を「祐気」といって、人生に福禄寿をもたらします。
〇また「尅気」という悪い気もあるのです。すべては行動・発言という原因から発現する結果なのです。
〇人は皆、幸福を願います。そこで「宿命は変えられないけれど、運命は変えられる」ことを知りましょう。

一見すると簡単なような気学ですが、東洋哲学の一翼で、奥が深く、終わりのない学問だといわれます。
〇とはいっても、ある程度の基礎をマスターすれば、それぞれの願望を充足する最も近道だといえます。
〇気学の片鱗を知って役立てることで、宿命に目覚め、運命を切り開くツールなるのです。
そして、気学によってあなたの存在は、最も輝かしいものになるでしょう。
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◆私達は自然の中に生かされています。自然の法則に逆らった時には、トラブルやアクシデントが起こるものです。自然との共生を疎かにし、目先に走った結果、大切なものを失います。そして、取り戻すに莫大な時間と費用を費やすことになるのです。

◆何らかのアクシデントは、軌道修正するよう促されていると考えましょう。それは、国や企業、組織や家庭でも起こり、改革、革命、事件、事故等、その現象はいつでも生じます。また、地震や津波、台風など天変地異も自然界では淘汰の現象のひとつといえます。

◆人は苦難に直面すると、目先に囚われて対応を焦り、本質的な問題を見過ごしてしまいがちです。このような時こそ、信念で問題に立ち向かい、苦難を辛抱強く乗り越える勇気の人に、本当の解決がおとずれるものです。幸せだから感謝するのではなく、苦難を感じられることにも感謝するのです。このように恩を忘れず感謝することから「幸せになるのだ」、ということを常日頃から心掛けたいものです。

◆◆ 土用の作用と三合の理 ◆◆==============◆
◆季節の入れ替わりに配置されるのが「土用」です。

土用は年に4回あります。春の土用・夏の土用・秋の土用・冬の土用の4回で、木気・火気・金気・水気の「墓気」に当たるところが「土用」です。この期間は各季節の替えによって18日と6時間が「土用の期間」です。期間中は中央に位置する「五黄土気」と連なることで万物を腐らせる作用があります。

◆土用はあらゆるものを荒廃させ、腐らせ、死滅させる作用を持つとと同時に、新しいものを育む作用を持ちます。命あるものは、腐敗、死滅して土に帰り、一方、新しい命は土の中より生じています。すべてに始めがあって「壮ん:さかん」となり、そして終わります。これが「生・旺・墓」の三合の理ですが、土用の期間中の月は「墓」にあたりますので、今月は物事が終結し、完了したり結果が出る月といえます。

「三合の理」を「土用」に当てはめると
   春の土用 木墓気、11月亥に生、翌3月卯に旺、7月未に墓
   夏の土用 火墓気、2月寅に生、6月午に旺、10月戌に墓
   秋の土用 金墓気、5月巳に生、9月酉に旺、翌1月丑に墓
   冬の土用 水墓気、8月申に生、12月子に旺、翌4月辰に墓

となります。これを「生・旺・墓の三合の理」に当てはめると・・・・

◇(春:東)前年「亥:11月」に生じた事柄は「卯:翌3月」に壮(旺)かんになり、「未:7月」に墓を迎え「春の土用」になり結果が出ます。(木局三合)
◇(夏:南)「寅:2月」に生じた事柄は、「午:6月」に壮(旺)んとなり「戌:10月」に墓を迎え「夏の土用」となり結果が出ます。(火局三合)
◇(秋:西)「巳:5月」に生じた事柄は「酉:9月」に壮(旺)んとなり「寅:翌1月」墓を迎え「秋の土用」となり結果が出ます。(金局三合)
◇(冬:北)「申:8月」に生じた事柄は「子:12月」に壮(旺)んとなり「辰:翌4月」墓を迎え「冬の土用」となり結果が出ます。(水局三合)

今月中に終結しない事柄でも、来月には終了を迎えます。

「時を得る者は昌え、時を失う者は亡ぶ」(時の運をうまく味方につけて追い風に乗る者は栄え、逆に追い風を見逃して向かい風に帆を揚げるようでは、苦難ばかりで、滅んでしまう。)
タイミングがいいことを、時の氏神が味方をした。などと言い時を味方につけるとき、実力以上の成功に恵まれるということです。 [2022.10.03]

 

 

 

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