2021.11.14
11月
記念日・~の日・~週間

令和3年(2021)11月17日 将棋の日 です。

■11月17日「将棋の日」です。■

201108_21.jpg江戸時代、歴代将軍の中で家康と並ぶ将棋好きの徳川吉宗が、11月17日(旧暦)を「お城将棋の日」として毎年御前対局を実施していました。昭和50年(1975)日本将棋連盟は、11月17日(新暦)を「将棋の日」と定めました。

将棋の起源はインドです。将棋のルーツ「チャトランガ」が生まれ、後に西方では「チェス」、東方では中国の「象棋」(シャンチー)、日本の「将棋」などに変化してきました。

平安時代、囲碁・双六・将棋を「三盤」といって貴族の嗜みとされていました。江戸時代初期、徳川家康が将棋と囲碁を好み、この2つを保護したことから大いに隆盛しました。双六は保護を受けなかったために埋没し、江戸時代末期にはルールを知る人が少なくなってしまいました。

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歴代の将軍は、しばしば「お城碁・将棋」を催しました。当時は「持ち時間」という考え方がないために、対局が時間内に終了しないこともしばしば。そこで事前に半分ほど対局者同士が別の場所で指しておき、お城で続きを指すことが行われるようになりました。ところが、それでも時間内に終了しないケースが続いたため、完全に勝負がつくまで事前に差しておき、それをそのまま再現するだけになってしまいました。

対局者には、大名を歓待する時並みの料理が用意されました。家元は、血筋とは無関係に優秀な人材を発掘し、最も優秀な弟子に家督を譲りレベルを維持しました。養子縁組も武家の養子縁組同様、厳しい審査を経た手続きを要したとあります。 

極めて卓越した実力を持つ人は「名人」の称号を与えられます。現在では最高位に君

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臨する人の称号とされ、名人への挑戦は「順位戦」でトップに立った棋士が挑戦する方式になっています。5期名人を務めた棋士は「永世名人」の資格を取得します。

東京の将棋会館道場では、将棋の日を記念して特別イベントが開催されます。

東京将棋会館
◇東京都渋谷区千駄ヶ谷2-39-9
◇日本将棋連盟:
◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆
囲碁将棋は祖父から孫にと家庭内で受け継がれてきましたが、核家族化と塾通い、ファミコンの普及で若年層の愛好者がめっきり減ったとの事です。藤井聡太プロの29連勝は当時中学生でした。将棋ブームの火付け役になりました。徳川時代と同じように、ブームの今こそ囲碁将棋を保護普及しなければならないのかもしれません。
筆者敬白

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