■11月3日「東京足立、皿沼不動 万灯祭」です。■

皿沼(さらぬま)は、東京都足立区西部の地名。江戸時代以前、この辺りは新義真言宗・實蔵寺の墓域にあたり、これを管理する御堂として「阿弥陀如来」を安置し創建されました。
江戸に徳川幕府が開かれると、皿沼周辺は幕府直轄の舎人領とされましたが、火災で焼け野原と化し、御堂も焼失してしまいましたが不思議と本尊だけは焼け残ったそうです。

江戸を中心に成田不動への信仰が盛んになると、講社を組んで成田山へ詣でるようになり、ついには御前立不動明王の御本尊を勧請しました。
「万灯:まんどう」とは、多くの灯火のこと。また、多くの灯明をともして、仏・菩薩を供養し、衆人の罪障を懺悔し、滅罪を祈願する法会のことをいいます。万灯祭と称して万灯供養が行なわれます。

◇東京都足立区皿沼1―4―2
◇JR「日暮里駅」バス30分
◇東武伊勢崎線「西新井駅」バス
◇首都高川口線「加賀出口」1㎞
◇永昌院:http://www.zephyr.dti.ne.jp/~eishoin/