2024.11.02
11月
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令和6年(2024)11月9日「119番の日」です。

■11月9日「119番の日」です。■

「119番の日」とは、消防に対する正しい理解と認識を深め、防火防災意識の高揚、地域ぐるみの防災体制の確立を目的として、昭和62年(1987)自治体消防発足40周年を機に、消防庁によって11月9日が「119番の日」として制定されました。

「119番」は、日本国内において消防機関に提供される「緊急通報用電話番号」で、「火災報知専用電話」とも呼ばれます。

火事の時の緊急呼び出しを電話局が始めたのは大正6年(1917)のこと。その当時は、交換業務をやっている人に「火事!」と言えば消防署につないでくれる仕組みでした。消防署に直接つなぐ番号が決まったのは昭和元年(1926)。番号は「112番」でしたが、掛け間違う人が多く、翌年に「119番」に変更になりました。当時、消防業務を行っていたのは警察機関でした。

119番は当初火事だけの対応でしたが、昭和9年(1934)に横浜市と名古屋市の消防署が救急業務を始め、次第に全国に普及し、昭和38年(1963)法令で救急業務が消防署の業務として定められました。

消火活動や救急救助活動は一分一秒を争う時間との勝負です。消防では「119番通報」によって、最も近い消防署から消防車や救急車など、最も適切な車両を直ちに出動させています。
適切な119番通報が、迅速かつ的確な消防活動に繋がります。いざというときに備え、電話機のそばに自宅の場所の説明の仕方や電話番号などの必要事項を書いたメモを貼っておくなど、普段から落ち着いて正確な通報ができるよう心がけておきたいものです。

もしもの時は「119番通報」(大阪市のサイトより)

119番でいちばん重要な情報は「発生場所の住所」です。
消防署からの質問に「落ち着いて、ゆっくり、正確に」答えてください。

◆火事の場合
消防署:119番です。火事ですか?救急ですか?
通報者:火事です!
消防署:消防車、向かいます。住所を教えてください。
通報者:○区○町1-2-3、○さんの家です。
消防署:何が燃えていますか?
通報者:家です。2階から炎が見えます。
消防署:分かりました。消防車、向かっています。お待ちください。

◆救急の場合
消防署:119番です。火事ですか?救急ですか?
通報者:救急です!
消防署:救急車、向かいます。住所を教えてください。
通報者:○区○町1-2-3、○ハイツの前の路上です。
消防署:どうされましたか?
通報者:50歳くらいの男性が倒れ、胸が痛いと訴えています。
消防署:分かりました。救急車、向かっています。お待ちください。

◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆

11月9日が「119番の日」、前日11月8日が「伏見稲荷火焚祭、ふいご祭」です。火に感謝する「ふいご祭」と、119番火災予防! 五行説では金気と火気、火剋金。火を使い金属を剋する(克する:コントロールする)とあります。
ともあれ皆さん、いつまでもあると思うな「親」と「金」、ないと思うな「運」と「災難」です。
災難にはいろいろありますが、昔「火廻要慎」、今「火の用心」、今も昔もお出掛け前には火の始末!
筆者敬白

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