◆◆◆「11月の展望」◆◆◆
11月7日~12月6日(霜月 立冬~大雪の前日迄)
二十四節気 「立冬」りっとう「小雪」しょうせつ
今月の干支 「乙亥」きのと・い
今月の九気 「五黄土気」ごおう・どき
今月の二十八宿
「壁宿」へきしゅく、「北方玄武」ほっぽうげんぶ
日本名:やまめぼし、距星:ペガサス座γ
吉:新築改修、新事業、造作、婚礼、葬送、契約など
凶:南への進出
■「乙」きのと・おつ 陰の木 —————
乙の字は、ジグザグな形を形取ったもので、そこから、種から出た芽が地上に出ようとして曲がりくねった状態の意味として、十干の2番目に宛てられました。日本では「きのと」(木の弟)ともいいます。
■「亥」い・がい 陰の水 —————
「亥」は「閡({門<亥})」(がい:「とざす」の意味)で、草木の生命力が種の中に閉じ込められた状態を表しているとされています。後に、覚え易くするために動物の「猪」が割り当てられました。日本では「猪」の字は「イノシシ」を意味しますが、中国では「ブタ」を意味します。
「六白金気」ろっぱく・きんき —————
●雑気● 中宮、無、黄、暴欲、腐敗、消滅、死病、絶望、激変、破損、破産、失業、倒産、葬式、廃物、反逆、殺意、殺害、残忍、強奪、醜聞、脅迫、暴行など。
●天象● 大荒れの天候など。
●場所● ゴミ焼却場、焼跡、戦場跡、火葬場、墓場、死刑場、汚い所、屠殺場、不毛の地など。
●事物● 壊れた物、腐った物、荒廃した家屋、無住の寺院、屁物、役に立たない物など。
●人事● 暴力団、強盗、窃盗犯、殺人犯、死刑囚、自殺者、惨死者、失敗者、高利貸など。
●生理● 便秘、下痢、流産、流行病、エイズ、エボラ出血熱、原因不明の病など。五黄方位を犯すと病を発生して高熱を発生します。五黄の毒は体内に潜伏し、作用する時は外部に腫物、汚点となって発現し、内部においては凝りを生じ、或いは新陳代謝を妨げます。腐敗消滅させるのもこの気の作用。「有から無に」その変化作用は激しく、すべてのものにその影響を与えます。
●飲食● 腐敗したもの、黴たもの、悪臭を放つものなど。
●動物● ゴキブリ、ハエ、蚊、カマキリ、毛虫、毒虫一切。
●植物● 毒草類一切。
◆◆◆ 五黄土気中宮月まとめ ◆◆◆
○天候は、荒天。
○伝染病・エイズ・エボラ出血熱・流行病・中毒などに注意。
○天変地異、大地震、凶悪凶暴な事件、殺人事件、企業倒産、食中毒等の問題が話題になります。
≪今月の事件トラブル、経済方向性≫
▼大地震、天変地異、火山の噴火などが懸念されます。
▼凶悪凶暴な事件、殺人事件、強盗・盗難事件、企業の倒産・破産問題なども懸念されます。
▼悪性の流行病、感染症、食中毒などが気になる月です。
▼労働問題、営業問題、土地不動産の問題、古い事件の再発、高齢のご婦人が関係する事件なども懸念されます。
▼交通事故なども懸念されます。
▼経済問題、金融、為替は二度目が悪い。
〇閣僚、官僚、官公庁、公務員、後援、援助問題、スポーツに関する明るい話題が期待できます。
○株価は変化あるも好調。
≪経営者、管理者必見≫
今月は会社、事務所等から見た巽(南東)方位との新規取引は延期等見合わせてください。
また会社や事務所、住居の中心から見た全方位の戸締りを厳重にして防犯に努めてください。
◆◆生活に「今月の展望」を取り入れた生き方◆◆
◆私達は自然の中に生かされています。自然の法則に逆らった時には、トラブルやアクシデントが起こるものです。自然との共生を疎かにし、目先に走った結果、大切なものを失います。そして取り戻すに莫大な時間と費用を費やすことになるのです。
◆何らかのアクシデントは、軌道修正するよう促されていると考察しましょう。アクシデントは国や企業、組織や家庭内でも起こります。改革、革命、事件、事故などの現象は大小を問わずいつでも生じています。天変地異の代表である地震や津波、台風なども自然界では淘汰の現象の一つといえます。
◆〈今月の展望〉は、二十四節気や干支、九気からはじまります。月の干支は、お祝いなど冠婚葬祭に役に立ちます。社会でのトラブルは普段のちょっとした気配りなどで、避けることができます。干支を生かすことで、知らず知らず大きなトラブルを避けているのです。最後の〈まとめ〉には、これから起こりうる現象を載せてあります。避けるもよし、立ち向かうもよしです。起こりうる内容を認識して、これからの日常に役立てましょう。
◆人は苦難に直面すると、目先に囚われて対応を焦り、本質的な問題を見過ごしてしまいがちです。このような時こそ、信念で問題に立ち向かい、苦難を辛抱強く乗り越える勇気の人に、本当の解決がおとずれるものです。幸せだから感謝するのではなく、苦難を感じられることにも感謝するのです。このように恩を忘れず感謝することから「幸せになるのだ」ということを常日頃から心掛けたいものです。
◆「時を得る者は昌え、時を失う者は亡ぶ」(時の運をうまく味方につけて追い風に乗る者は栄え、逆に追い風を見逃して向かい風に帆を揚げるようでは、苦難ばかりで、滅んでしまう。)タイミングがいいことを「時の氏神が味方をした」などと言います。時間というタイミングを得ると実力以上の成功や結果に恵まれるということです。