2023.11.08
11月

令和5年(2023)11月12日 京都「嵐山もみじ祭り」です。

■11月12日 京都「嵐山もみじ祭り」です。■

毎年11月の第2日曜日「嵐山もみじ祭りが行われます。これは、天下の名勝嵐山の紅葉を讃え、嵐山一帯を守護する「嵐山蔵王権現」に感謝する神事です。嵐山渡月橋上流一帯に浮かんだ船上舞台では、由緒ある史蹟や文化、この地にゆかりの深い芸能が披露されます。

嵐山」は、北は嵯峨野、南は桂と、名所旧跡の多い観光の中心地です。四季折々の表情を見せる渡月橋周辺は、桜と紅葉の名所として多くの観光客を集めます。

嵐山を象徴する「渡月橋(とげつきょう)」は、嵐橋とも呼ばれ、古く平安時代はじめの承和3年(836)空海の高弟、道昌(どうしょう)が大堰川(おおいがわ)を修築したおりに架橋されたものと伝わります。

亀山上皇は、曇りない夜空に月がさながら橋を渡るようなさまを見て「くまなき月の渡るに似る」と述べたとのこと。これが渡月橋の名前の由来だと伝わります。

渡月橋を境に、上流の「大堰川」から「桂川」と名を変えて流れる川は、平安京の貴族たちが舟遊びや紅葉狩りを楽しみました。

◆嵐山の公式サイト「THE 嵐山」:https://www.arashiyamahoshokai.com

◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆

亀山上皇と聞き馳せる感覚は、鎌倉時代中期の元寇(蒙古襲来)に際し、「我が身を以て国難にかわらん」と「敵国降伏」の祈願をしたこと。その一方で、渡月橋のあり様を「くまなき月の渡るに似る」と表現し、橋の名前の由来となったといいます。激しい一面と風情を愛でる面とをあわせもつ人物だったようです。
秋の朝夕の温度差からお風邪などお召しにならないよう
お体ご自愛専一位の程
筆者敬白

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