■11月9~15日「秋の全国火災予防運動」です。■
11月9~15日までの7日間、「秋の全国火災予防運動」が実施されます。
火災が発生しやすくなる冬の季節を迎えるにあたり、火災予防の意識を一層高めるとともに、火災の発生・拡大を防止し、火災から尊い生命と貴重な財産を守ることを目的としています。
米国における火災予防運動の起源は、明治44年(1911)10月9日合衆国全土にわたって初めて行われた「火災予防デー」でした。
日本もこれにならって行われるようになりました。一人ひとりが火災予防に対する意識を持つことにより火災による悲惨な焼死事故や貴重な財産の損失を防ぎ、放火されにくい「火災に強い街づくり」のために、毎年11月9~15日までの1週間を「秋の全国火災予防運動」期間と定めました。開始日の11月9日は「119番の日」に因んだものです。
期間中、総務省消防庁から示される全国火災予防運動実施要綱に基づき、各自治体がそれぞれの特殊性を考慮して実施しています。
<全国統一防火標語>
令和5年度(2023) 火を消して 不安を消して つなぐ未来
令和4年度(2022) お出かけは マスク戸締り 火の用心
令和3年度(2021) おうち時間 家族で点検 火の始末
令和2年度(2020) その火事を 防ぐあなたに 金メダル
令和元年度(2019) ひとつずつ いいね!で確認 火の用心
平成30年度(2018) 忘れてない? サイフにスマホに 火の確認
平成29年度(2017) 火の用心 ことばを形に 習慣に
平成28年度(2016) 消しましょう その火その時 その場所で
平成27年度(2015) 無防備な 心に火災が かくれんぼ
平成26年度(2014) もういいかい 火を消すまでは まあだだよ
◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆
11月に入り空気が乾燥し、火災が発生しやすい季節を迎えます。秋の全国火災予防運動期間が、11月の「火廻要慎、酉の市」の日に近いことを思うと、江戸時代も令和の世もこの時期に火災に対してとりわけ用心するべきなのでしょう。
事件が発生して数年が経ちますが、今でも思い出すのが京都アニメーション(京アニ)が放火され36人が死亡した大惨事です。過去に例を見ない大惨事でした。大阪北新地のビルでも放火による火災で容疑者を含む27人が亡くなりました。走行中の新幹線「のぞみ」の車内で男が焼身自殺をはかり、巻き添えになった乗客ひとりが亡くなったという事件もありました。火事は恐ろしい災害です。そして放火は許せない犯罪です。
乾燥して風邪をひきやすい時節柄、お体ご自愛専一の程
筆者敬白