■11月12日「甲子(きのえね)」です。■
「甲子:かし・かっし・きのえね」とは、甲子待ち・甲子祭(きのえねまつり)の略称。子祭(ねまつり)ともいいます。
五行説で「甲」は陽の木、「子」は陽の水で五行相生して吉となり、よい組み合わせです。また十干十二支(じゅっかんじゅうにし)の組み合わせ60種のうちの「1番」で、目出度い日とされています。
この日、甲子待ちと称して子の刻(午後11時~午前1時)まで起きて、大豆・黒豆・二股大根を食膳に供え、 を祀ります。子(ね)を、ねずみと結びつけ、ねずみを大黒天の使いであるとみなして、子の日に祀るようになりました。
甲子(きのえね)・庚申(こうしん)・己巳(つちのとみ)は、江戸時代に商家で盛んに行われました。現在でも各地に行事として残っています。
甲子は、日では60日で循環し巡り、年では60年で循環し巡ります。
歴史上、甲子の年は政治上の変革があるとされ、甲子革命が説かれたりしました。日本でも甲子の年には、元号の改元が議論されたりしました。
◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆
社会では始まりや一番目は、お目出度いとされています。
「甲子」も干支の1番目で、決断、改革、転居、方針転換、新規チャレンジ、入学、新しい仲間などにチャンスがあります。
また、年号が甲子だと政変になるとされています。
今日は「天赦日」と同じ日の「甲子」です。新しいことを始める時で、個人でも、決断、改革、転居、方針転換、新規チャレンジ、入学、新しい仲間などにチャンスがあります。
11月の中旬、季節の変わり目です。
読者の皆様お体ご自愛専一の程
筆者敬白