2021.11.01
11月
今月の展望

【令和3年11月】己亥 霜月、五黄土気月の展望

◆◆◆「11月の展望」◆◆◆
 11月7日~12月6日(霜月 立冬~大雪の前日迄)
 二十四節気 「立冬」りっとう「小雪」しょうせつ
 今月の干支 「己亥」つちのと・い
 今月の九気 「五黄土気」ごおう・どき
 今月の二十八宿 「尾宿」せいしゅく、「東方青龍」とうほうせいりゅう


■「己」つちのと・き 陰の土 ——————

「己」の文字は三本の平行線を形取ったもので、そこから、条理が整然としている状態の意です。十干では、植物が充分生長し形が整然としている状態として、6番目に宛てられました。日本では「つちのと」(土の弟)ともいいます。

■「亥」い・がい 陰の水 ————-
「亥」は「閡({門<亥})」(がい:「とざす」の意)で、草木の生命力が種の中に閉じ込められた状態を表しているとされています。後に、覚え易くするために動物の「猪」が宛てられました。日本では「猪」の字は「イノシシ」を表しますが、中国では「ブタ」の意です。

■「星宿」せいしゅく、「南方朱雀」なんぽうすじゃく ————-
※二十八宿:月が地球を1周する間に通過する28の星座のこと
「星宿:せいしゅく」は和名「あしたれぼし」です。東方青龍七宿の第六宿(番目)で青龍(伝説上の神獣:午前中・東・春を現わす)の後部や尾を示す。距星はさそり座μ(ミュー)星。天の川沿いにある大きくて有名な星座。
今月は結婚・開店・移転・造作・旅行・薬合わせ(調合)・修業・勉強(習い事)始めなど新規事には良い月です。反対に衣類裁断、葬送は避けいた方がいい月です。

■「五黄土気」ごおう・どき ————-
★雑気★中宮、無、黄、暴欲、腐敗、消滅、死病、絶望、激変、破損、破産、失業、倒産、葬式、廃物、反逆、殺意、殺害、残忍、強奪、醜聞、脅迫、暴行など。
★天象★大荒れの天候など。
★場所★ゴミ焼却場、焼跡、戦場跡、火葬場、墓場、死刑場、汚い所、屠殺場、不毛の地など。
★事物★壊れた物、腐った物、荒廃した家屋、無住の寺院、屁物、役に立たない物など。
★人事★暴力団、強盗、窃盗犯、殺人犯、死刑囚、自殺者、惨死者、失敗者、高利貸など。
★生理★便秘、下痢、流産、流行病、エイズ、エボラ出血熱、原因不明の病など。五黄方位を犯すと病を発生して高熱を発生します。五黄の毒は体内に潜伏し、作用する時は外部に腫物、汚点となって発現し、内部においては凝りを生じ、或いは新陳代謝を妨げます。腐敗消滅させるのもこの気の作用。「有から無に」その変化作用は激しく、すべてのものにその影響を与えます。
★飲食★腐敗したもの、黴たもの、悪臭を放つものなど。
★生物★ゴキブリ、ハエ、蚊、カマキリ、毛虫、毒虫一切。
★植物★毒草類一切。

◆◆◆ 五黄土気中宮月特徴 ◆◆◆
○天候は、荒天。
○伝染病・エイズ・エボラ出血熱・流行病・中毒などに注意。
○天変地異、大地震、凶悪凶暴な事件、殺人事件、企業倒産、食中毒等の問題が話題になります。

≪今月の事件トラブル、経済方向性≫
▼株価の波乱、乱高下、諸官庁、閣僚、官僚、公務員の不祥事事件やトラブルなどが懸念されます。
▼スポーツでのトラブル事件なども気になる月です。
▼悲惨な交通事故、凶悪凶暴な殺人事件、コロナ禍における倒産、破産営業悪化、廃業問題が深刻化します。

△交代事、改革、改善問題、貯蓄に関する明るい話題が期待できます。
〇経済、為替は比較的安定しするでしょう。
≪経営者、管理者必見≫
〇会社、事務所等から見た巽(南東)方位との新規取引は延期等見合わせてください。
〇会社や事務所、住居の全方位の戸締りを厳重にして防犯に努めてください。

◆◆生活に「今月の展望」を取り入れた生き方◆◆
私達は自然の中に生かされています。自然の法則に逆らった時には、トラブルやアクシデントが起こるものです。自然との共生を疎かにし、目先に走った結果、大切なものを失います。そして取り戻すに莫大な時間と費用を費やすことになるのです。

何らかのアクシデントは、軌道修正するよう促されていると考察しましょう。アクシデントは国や企業、組織や家庭内でも起こります。改革、革命、事件、事故などの現象は大小を問わずいつでも生じています。天変地異の代表である地震や津波、台風なども自然界では淘汰の現象の一つといえます。

◆[今月の展望]は、二十四節気や干支、九気からはじまります。月の干支は、お祝いなど冠婚葬祭に役に立ちます。社会でのトラブルは普段のちょっとした気配りなどで、避けることができます。干支を生かすことで、知らず知らず大きなトラブルを避けているのです。最後の[まとめ]には、これから起こりうる現象を載せてあります。避けるもよし、立ち向かうもよしです。起こりうる内容を認識して、これからの日常に役立てましょう。

人は苦難に直面すると、目先に囚われて対応を焦り、本質的な問題を見過ごしてしまいがちです。このような時こそ、信念で問題に立ち向かい、苦難を辛抱強く乗り越える勇気の人に、本当の解決がおとずれるものです。幸せだから感謝するのではなく、苦難を感じられることにも感謝するのです。このように恩を忘れず感謝することから「幸せになるのだ」ということを常日頃から心掛けたいものです。

時を得る者は昌え、時を失う者は亡ぶ」(時の運をうまく味方につけて追い風に乗る者は栄え、逆に追い風を見逃して向かい風に帆を揚げるようでは、苦難ばかりで、滅んでしまう。)タイミングがいいことを「時の氏神が味方をした」などと言います。時間というタイミングを得ると実力以上の成功や結果に恵まれるということです。 [2021.11.13]

 

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