2025.05.23
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令和7年(2025)5月31日~6月2日「横浜開港祭(よこはまかいこうさい)」です。

■5月31日~6月2日「横浜開港祭(よこはまかいこうさい)」です。■

「横浜港(よこはまこう)」は、安政6年(1859)6月2日、国際貿易港として開港しました。巨大な消費地である東京周辺を背後に持つ「商業港」であり、同時に、京浜工業地帯(けいひんこうぎょうちたい)などの拠点となる「工業港」でもある、日本を代表する総合港湾として成長してきました。

幕末の江戸幕府が安政5年(1858年)にアメリカ・オランダ・ロシア・イギリス・フランスとそれぞれと結んだ「安政五カ国条約(あんせいのごかこくじょうやく)」に基づき、安政6年(1859)6月2日、横浜港が開港しましたが、当初は、神奈川・長崎・函館を開港することになっていました。しかし、「神奈川宿(かながわしゅく)」近くの神奈川湊(かながわみなと)は、東海道沿いで外国人とのトラブルが予想されたため、当時は寒村で取り締まりしやすかった武蔵国久良岐郡(くらきぐん)横浜村に変更されました。横浜は水深も十分にあり、港として優れていたため、開港後は急速に発展しました。

◆6月2日「開港記念日」

翌万延元年(1860)6月2日、現在の横浜市役所のあたりに鎮座していた「洲干弁天社(しゅうかんべんてんしゃ)」(現・厳島神社で、のちに羽衣町に移転)で、開港1周年を祝う祭が盛大に行なわれ、着飾った男女が山車と手踊りで練り歩きました。これが「開港記念日」の始まりです。

◆横浜開港祭(よこはまかいこうさい)

「横浜開港祭(よこはまかいこうさい)」は、港に感謝し、市民と共に横浜の「開港記念日」である6月2日を祝い、にぎわいのある、さまざまな催しを実施し、まちづくりと観光の活性化を図るために開催される「市民祭」です。横浜市民・行政、そして、企業が一体となって参画し祭りを運営します。

「ハマ」の開港記念日を祝う横浜開港祭では、音楽ライブやダンスなどのステージのほか、子ども向けの催しなど70以上の企画が実施されます。最終日の夜は3000発の花火が上がり、横浜ならではの多彩で華やかなショーが繰り広げられます。

横浜開港祭
◇公式サイト(横浜開港祭実行委員会):https://www.kaikosai.com

◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆

明治末期から大正初期に建設された「赤レンガ倉庫」、昭和5年(1930)開園の「山下公園」、昭和36年(1961)にオープンした「マリンタワー」、平成元年(1989)開通の「横浜ベイブリッジ」、平成5年(1993)には「横浜八景島」と「横浜ランドマークタワー」がオープン。
こうして並べてみると、横浜を訪れたことがなくても名前は知っているという有名なランドマークが目白押しです。平成16年(2004)には「みなとみらい線」も開業し、横浜の港と街は、なおも変化し続けています。
筆者敬白

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