2024.05.20
5月

令和6年(2024)5月25日 山形、鶴岡天満宮「化けものまつり」です。

■5月25日 山形、鶴岡天満宮「化けものまつり」です。■

「化けものまつり」は、「鶴岡天満宮(つるおかてんまんぐう)」の「天神祭」のことで、毎年5月25日を中心に行なわれます。

この祭は、鶴岡天満宮の御祭神「菅原道真公」を祭るお祭りです。その昔、道真公が九州大宰府に配流されることが決まったとき、道真公を慕う人達が、藤原時平(ふじわらのときひら)らに憚って、姿を変え顔を隠して会いに行き、密かに酒を酌み交わして別れを惜しんだという言い伝えによるものです。

「化けもの」とは、編み笠をかぶり、目から下は手ぬぐいで隠して、派手な模様の長襦袢に角帯を締め、尻をからげて手に徳利と杯を持つという姿で、見ただけでは男か女か分からない状態の様子のこと。

この格好をした化けものたちが、問答無用とばかりに道行く人に酒を勧め振る舞います。化けものは決して口をきいてはならず、口をきかずに祭りに3年参加し続けると願いが叶うのだとか。

天満宮では天狗舞が奉納され、道真公や手踊りのパレードが市内を練り歩くなど様々な催しが行われます。

鶴岡天満宮
◇山形県鶴岡市神明町3-40
◇JR「鶴岡駅」バス15分
◇「鶴岡IC」車10分
◆公式Instagram:https://www.instagram.com/tsuruokatenmangu.official/
◆「鶴岡天神祭(化けものまつり)」(つるおか観光ナビ):https://www.tsuruokakanko.com/spot/2066

◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆

この時期天満宮や天神様の祭礼が続きます。
菅原道真公が政敵に敗れて、太宰府に赴任することが決まった頃が祭礼の云われです。距離は離れていても、菅原道真の啓徳を被った人達が、感謝を祭礼で残したものが数多く見受けられます。施した公徳の大きさが伺えます。
筆者敬白

この記事をシェアする
   

関連記事

人気のタグ

  • その他人気タグ: