2025.05.04
5月
記念日・~の日・~週間

令和7年(2025)5月11日「母の日」です。

■令和7年(2025)5月11日「母の日」です。■

「母の日」は、日頃の苦労の多い母への感謝をあらわす日です。日本やアメリカでは5月の第2日曜日にお祝いをします。ちなみにスペインでは5月第1日曜日、北欧スウェーデンでは5月の最後の日曜日です。アイルランドと英国では「母の日」は移動祝日で、四旬祭の期間の第4日曜日(復活祭の3週間前)にラッパズイセンを贈るなどして祝われます。

「母の日」の発祥はアメリカ。教会学校の教師アンナ・ジャービスが、母の命日に母を偲ぶ会を催し、「母を想う気持ちを大切にしよう」と国中で祝うことを友人たちに提案し、参加した生徒と母親の全員に、彼女の母親が好きだった白いカーネーションを贈りました。これが、カーネーションが「母の日」のシンボルになった所以とされています。

その後、アメリカ議会の決議を得て、5月の第2日曜日を「母の日」と定め、母の徳を讃えることになりました。

日本では戦前、「香淳皇后(こうじゅんこうごう)」の誕生日である3月6日の「地久節(ちきゅうせつ)」〔※〕を「母の日」とし、婦人会などを中心に様々な行事が行なわれていました。しかし、戦後はアメリカの例にならって5月第2日曜日に行なわれるようになりました。

唱歌『こいのぼり』は

やねよりたかい こいのぼり
おおきいまごいは おとうさん
ちいさいひごいは こどもたち
おもしろそうに およいでる

と歌います。歌詞のなかに「おかあさん」が登場しませんが、祝日法によると5月5日「こどもの日」は、「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」とあります。「こどもの日」は、「母の日」でもあるのです。

「母の日」にはカーネーションなどを贈るのが一般的ですが、最近ではバラ、ガーベラなども好んで贈られるようです。一番喜ばれる贈り物は? それは、いつまでも元気でという願いを込めた「ありがとう」のひと言でしょう。

母の日や何もせずとも母とゐて――大橋敦子

※地久節(ちきゅうせつ):戦前の祝日のひとつ。天皇の誕生日「天長節」に対して、皇后の誕生日を「地久節(ちきゅうせつ)」といいます。国の祝祭日として定められることはありませんでしたが、戦前女学校などでは休日として祝いました。昭和6年(1931)大日本連合婦人会の結成とともに、地久節が「母の日」に定められ、昭和戦前期を通じて祝われました。

◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆

5月第2日曜日は「母の日」です。母の日にこそ「お母さん」に心から感謝をしましょう。すでにいらっしゃらない方は、これを機会に墓参をおすすめします。
GWもあっという間に終わってしまい、5月も中旬です。これから小満、芒種と一年でとてもいい季節ですが、月が変わればそろそろ梅雨入り。
暖かさから薄着などして、お風邪を召さないようにお体ご自愛専一の程
筆者敬白

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