◆◆◆「5月の展望」◆◆◆
5月5日~6月4日(五月 立夏~芒種の前日迄)
二十四節気 「立夏」りっか「小満」しょうまん
今月の干支 「己巳」つちのと・み
今月の九気 「二黒土気」じこく・どき
今月の二十八宿
「斗宿」としゅく、「北方玄武」ほっぽうげんぶ
日本名:ひつきぼし、距星:いて座ψ
吉:婚礼、不動産売買、造作、
後々まで残るものを造ること、事業開拓など
凶:その他のこと
■「己」つちのと・き 陰の土 —————
己の字は三本の平行線を形取ったもので、そこから、条理が整然としている状態という意味となります。十干では、植物が充分生長し形が整然としている状態として、6番目に宛てられました。日本では「つちのと」(土の弟)ともいいます。
■「巳」み・し 陰の火 —————
「巳」は『漢書』律暦志によると「已」(い:「止む」の意味)で、草木の成長が極限に達した状態を表しているとされています。後に、覚え易くするために動物の蛇が割り当てられました。
■「二黒土気」じこく・どき —————
●雑象● 南西・坤・黒・大地・地役・勤勉・労働・従う・柔順・応ずる・辛抱・忠実・丁寧・温厚・慎重・倹約・依頼心・用意周到・注意深い・心労・気苦労・古い・遅い・伝統・地味・大衆・バーゲンなど。
●場所● 平らな地・野原・公園地・四角い地・田畑・農村・田舎・平家・古家・母屋・土間・仕事場・土蔵など。
●天象● 曇天・無風の静かな日・初秋など。
●事物● 中古品・骨董品・陶磁器・黒板・肌着・座布団・敷布団・絨毯・ゴザ・袋物・灰・石灰・粘土・など。
●人事● 母・皇后・妃・女官・主婦・妻・老婆・副社長・次席・助役・農夫・職人・労働者・左官・古着商・不動産業・手工業・妊産婦・大衆・庶民など。
●生理● 胃痛・胃潰瘍・胃癌・胃痙攣・胃下垂・胃拡張・痔・手足のけがなど。
●飲食● 穀物・煮豆・煎り豆・おにぎり・煮込み・おでん・マトン・芋類・甘味・砂糖・小麦粉・肉類・菓子・ビスケット・せんべいなど。
●動物● 牝馬・牝牛・羊・山羊・猿・蟻など。
●植物● 苔・きのこ・わらび・柿などアクのあるもの。
◆◆◆ 二黒土気中宮月まとめ ◆◆◆
○天候は、寒くなく曇りが多い。
○病気は、肝臓、胃酸過多、神経痛、火傷などに注意。
○病気は、脚気、胃弱、下痢、手足の怪我に注意。
○労働問題、営業問題、土地不動産、旧い問題、古物、リサイクル、リバイバル、ご婦人に関する事柄等が話題になります。
≪今月の事件トラブル、経済方向性≫
▼大風、竜巻、水害(干ばつ水害)、水の事故などが懸念されます。
▼営業悪化、労働問題、労働争議、土地不動産のトラブル、高齢のご婦人や女性が関係する事件事故、古い問題の再発なども懸念されます。
▼医療事故、政治、教育、宗教トラブルなどが気になる月です。
▼交通事故、船舶事故、飛行機事故、鉄道事故、空港、鉄道のトラブルなども気になる月です。
▼株価の乱高下、閣僚、官僚、公務員の不祥事事件なども気になる月です。
≪経営者、管理者必見≫
今月は会社、事務所等から見た坤(南西)方位、乾(北西)方位及び艮(北東)方位との新規取引は延期等見合わせてください。
また会社や事務所、住居の中心から見た坤(南西)方位、乾(北西)方位及び艮(北東)方位の戸締りを厳重にして防犯に努めてください。
◆◆生活に「今月の展望」を取り入れた生き方◆◆
◆私達は自然の中に生かされています。自然の法則に逆らった時には、トラブルやアクシデントが起こるものです。自然との共生を疎かにし、目先に走った結果、大切なものを失います。そして取り戻すに莫大な時間と費用を費やすことになるのです。
◆何らかのアクシデントは、軌道修正するよう促されていると考察しましょう。アクシデントは国や企業、組織や家庭内でも起こります。改革、革命、事件、事故などの現象は大小を問わずいつでも生じています。天変地異の代表である地震や津波、台風なども自然界では淘汰の現象の一つといえます。
◆〈今月の展望〉は、二十四節気や干支、九気からはじまります。月の干支は、お祝いなど冠婚葬祭に役に立ちます。社会でのトラブルは普段のちょっとした気配りなどで、避けることができます。干支を生かすことで、知らず知らず大きなトラブルを避けているのです。最後の〈まとめ〉には、これから起こりうる現象を載せてあります。避けるもよし、立ち向かうもよしです。起こりうる内容を認識して、これからの日常に役立てましょう。
◆人は苦難に直面すると、目先に囚われて対応を焦り、本質的な問題を見過ごしてしまいがちです。このような時こそ、信念で問題に立ち向かい、苦難を辛抱強く乗り越える勇気の人に、本当の解決がおとずれるものです。幸せだから感謝するのではなく、苦難を感じられることにも感謝するのです。このように恩を忘れず感謝することから「幸せになるのだ」ということを常日頃から心掛けたいものです。
◆「時を得る者は昌え、時を失う者は亡ぶ」(時の運をうまく味方につけて追い風に乗る者は栄え、逆に追い風を見逃して向かい風に帆を揚げるようでは、苦難ばかりで、滅んでしまう。)タイミングがいいことを「時の氏神が味方をした」などと言います。時間というタイミングを得ると実力以上の成功や結果に恵まれるということです。