2023.05.28
5月
記念日・~の日・~週間

令和5年(2023)5月31日「世界禁煙デー」です。

■5月31日「世界禁煙デー」です。■

世界禁煙デー(World No-Tobacco Day)は、WHO(世界保健機関)が制定した、世界的に禁煙を推進するための日です。

世界保健機関が設立40周年を迎える1988年4月7日を「第1回世界禁煙デー」と定めめました。以後、世界禁煙デーを毎年5月31日とすることが定められ、翌年1989年から、この日に実施されています。

令和5年度「禁煙週間」ーー厚生労働省

喫煙が健康に与える影響は大きい上、受動喫煙の危険性やニコチンの依存性を踏まえると、喫煙習慣は個人の嗜好にとどまらない健康問題であり、生活習慣病を予防する上で、たばこ対策は重要な課題になっている。

世界保健機関(WHO)は、昭和45年にたばこ対策に関する初めての世界保健総会決議を行い、平成元年には5月31日を「世界禁煙デー」と定め、喫煙しないことが一般的な社会習慣となることを目指した「たばこか健康かに関する活動計画」を開始した。厚生労働省においても、平成4年から世界禁煙デーに始まる1週間を「禁煙週間」として定め、各種の施策を講じてきたところである。

これらも踏まえ、国民健康づくり運動プランである「健康日本21(第二次)」やがん対策推進基本計画においては「喫煙率の減少」を指標の1つとして設定しており、喫煙による健康影響を周知することが重要である。また、望まない受動喫煙の防止を図るために、健康増進法の一部を改正する法律が令和2年4月に全面施行されたところであり、受動喫煙対策をより一層推進していく必要がある。

令和5年度は、「健康日本21(第二次)」の最終評価や健康増進法の改正内容について一層の周知啓発が必要であることを踏まえ、「たばこの健康影響を知ろう!~望まない受動喫煙のない社会を目指して~」を禁煙週間のテーマとし、禁煙及び受動喫煙防止の普及啓発を積極的に行うものである。

 

厚生労働省は、世界禁煙デーの趣旨は、たばこが健康に悪影響を与えることは明らかであり、禁煙は、がんや循環器病等の生活習慣病を予防する上でとても重要です。といった点を強調しています。「健康日本21」や、がん対策基本計画の目標でもある「未成年者の喫煙をなくす」ためには、喫煙による健康に対する影響を啓蒙することがとても重要だ。としています。

また、「たばこの規制に関する世界保健機関枠組条約」に基づく第2回締約国会議において、「たばこの煙にさらされることからの保護に関するガイドライン」が採択されました。日本でも平成22年2月からこれからの方向性として、公共の場は原則として全面的に禁煙であるべきといった啓蒙活動始めています。

◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆

喫煙者には肩身の狭い時代になってきました。病院の待合室、家庭はおろか、職場、飲食店でも分煙や禁煙のムードが広がっています。
東京オリンピック開催時、受動喫煙を防ぐために、飲食店内を禁煙にする法案の調整が与党で審議されました。心ない議員の「がん患者は働かなければいい」といった発言も報道されました。にわかに禁煙推進のムードです。
最近では禁煙治療が健康保険対象になるケースもあり、この日を機会に禁煙にチャレンジしてみましょう。
筆者敬白

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