■5月11~20日「春の全国交通安全運動」です。■
全国交通安全運動は、毎年春と秋の2回実施されています。広く国民に交通安全思想の普及・浸透を図り、交通ルールの遵守と正しい交通マナーの実践を習慣付けるとともに、国民自身による道路交通環境の改善に向けた取り組みを推進するものです。交通事故防止の徹底が目的です。
例年4月に実施される「春の全国交通安全運動」ですが、今年は統一地方選挙があったため、5月11日(木)~20日(土)の10日間に行なわれます。
5月20日は「交通事故死ゼロ」を目指します。
令和5年の全国交通安全運動の重点項目は3つ。
(1) こどもを始めとする歩行者の安全の確保
(2) 横断歩行者事故等の防止と安全運転意識の向上
(3) 自転車のヘルメット着用と交通ルール遵守の徹底
今年は、道路交通法が改正され、4月1日から自転車に乗るときはヘルメット着用が努力義務化されました。自転車事故で死亡した人の約7割が、頭部に致命傷を負っています。また、ヘルメットの着用状況による致死率では、着用していない場合の致死率は、着用している場合と比較すると約2.3倍も高くなっています。小さいお子さんを自転車に同情させるときも、保護者はヘルメットをかぶせるように努めなければなりません。
全国交通安全運動には、海上・航空の交通安全も含まれます。
令和4年(2022)4月23日、北海道知床で遊覧船が沈没し、乗員・乗客26名全員が死亡・行方不明となる大変痛ましい事故がありました。これを受けて、小型舶に乗船するすべての人にライフジャケット着用義務の徹底を図るなど、旅客船の安全・安心な運行を目指します。
◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆
みなさん一人ひとりが交通安全について考え、行動し、悲惨な交通死亡事故を無くしていきましょう。
筆者敬白