東日本大地震、災害お見舞い
今年も3月11日を迎えました。東日本大地震発生(平成23年(2011)3月11日14時46分18秒)から本日で10年が経ちました。地震のあとに発生した大津波によって沿岸部が被災する映像は脳裏を離れません。岩手県、宮城県、仙台市、福島県ほか太平洋側各地でお住まいの方、甚大な被害にあわれた方も数多くいらっしゃるでしょう。一年が経っても自宅に戻れず仮設住宅や他府県での生活を余儀なくされています。
地震当日は遠方の日本海側地域や東京ほか関東でも電話回線のパンクや交通混乱、ライフラインの損傷で甚大な被害が生じました。東京都内では多数の帰宅困難者が職場や施設に泊まったり、数時間かけて歩いて帰宅した方々が整然と歩く姿は、海外から驚嘆されました。
東日本大震災で、被災者数は死者は1万5899人、重軽傷者は6157人、警察に届け出があった行方不明者は2529人にも及びます。心からご冥福を祈ります。また、皆様のご家族、お住まい、職場が被災された方々には一日も早い復活をお祈りしています。
のちに明らかになった福島原子力発電所の事故は、日本経済を混乱に陥れました。時の政権が情報を正確に報道しなかった為に、被害はいまだに拡がり原発事故終息の見込みが立っていません。全国的な節電ブームはエコとして定着しエコ商品、燃費のいい車など次々発表されています。
被災地では地場産業が被災し、復興の目処が立たず、街ごと移転するような地域もあります。避難指示区域は徐々に縮小とは言え、相馬市や浪江町、双葉町、大熊町では未だに帰宅困難地域になっています。一日も早く復旧、復興、生活再建することを心からお祈りしています。
筆者、八木雲水 拝