■3月21~27日 宮城岩沼、竹駒神社(たけこまじんじゃ)「初午大祭」です。■

宮城県の南部、岩沼市(いわぬまし)の稲荷町に鎮座する「竹駒神社(たけこまじんじゃ)」は、別名「竹駒稲荷」。「日本三大稲荷」〔※〕のひとつとされることがあります。旧称は「武隈明神(たけくまみょうじん)。旧社格は県社で、戦後は神社本庁の別表神社となりました。

御祭神は、
「倉稲魂神(うかのみたまのかみ)」衣食住の守護神、稲作・農耕・商工業の神
「保食神(うけもちのかみ)」五穀豊穣・食物の神
「稚産霊神(わくむすびのかみ)」養蚕・生成発展・縁結びの神
仁明天皇の承和9年(842)「小野篁(おののたかむら)」が陸奥国守として着任する際、東北開拓、産業開発の大神として「伏見稲荷」を勧請して創建したと伝わります。

五穀豊饒、商売繁盛、家内安全に霊験あらたかで、古くより平泉藤原三代、仙台藩主「伊達家」歴代の尊崇篤く、特に大衆を慈しまれる社として崇められます。初詣には、陸奥国一宮「鹽竈神社(しおがまじんじゃ)」と一、二を争うほどの多くの参拝者が訪れることでも知られます。
※日本三大稲荷(にほんさんだいいなり):「伏見稲荷」「豊川稲荷」「竹駒神社」とされていますが、『稲荷信仰事典』などによると、京都の「伏見稲荷大社」、佐賀の「祐徳稲荷神社」、愛知の「豊川稲荷」とも。ほかにも、日本各地にある稲荷社5ヶ所ほどが「三大稲荷」を標榜しています。どの稲荷社も、地域の稲荷信仰の要社で拠り所です。
◆竹駒神社の「初午大祭」
「初午大祭」は竹駒神社最大の行事であり、一年を通じての農事・養蚕準備のお祭りとして執り行なわれます。「初午参りは福参り」といわれ、「初午大祭」に参拝すると、万物の生成発展をつかさどる稲荷大神の御神徳と豊かな富が授かるとされ人びとに信仰されてきました。

祭りの期間中は、縁日も立ち、連日、神輿渡御、絵画展、社宝展、植木市など様々な行事が行なわれます。かつては100日間にもわたって「馬市」が催されたこともあったそう。昭和32年(1957)から始まった「全国銘菓奉献展」では、奉納された全国各地の銘菓が特設会場にずらりと展示されます。
いちばんの見どころは、期間中の日曜日もしくは土曜日に行なわれる「神輿渡御」と「竹駒奴(たけこまやっこ)の行列」です。揃いの半纏に身を包んだ三十数名の「竹駒奴」の「練り歩き」や「毛槍(けやり)投げ受け」の妙技は見逃せません。華麗な歴史絵巻を思わせる「大名行列」の再現が見物客を江戸時代に誘います。
竹駒神社
◇宮城県岩沼市稲荷町1-1
◇JR「岩沼駅」徒歩約15分
◇公式サイト:https://takekomajinja.jp
◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆

竹駒神社の初午大祭は旧暦「初午」の日に斎行される祭礼です。古来より陸奥に春を告げる特別なお祭りです。
インフルエンザ、コロナウイルスに対する守りに加えて、スギ花粉対策でもマスクを付ける人が増える季節になりました。春先は急な気温の変化にも体調を崩しがちです。
読者のみなさま、お体ご自愛専一の程
筆者敬白







