■3月25日~3月31日「奈良、薬師寺花会式」です。■
南都七大寺の一つ「薬師寺:やくしじ」は、興福寺(こうふくじ)とともに法相宗の大本山です。本尊は「薬師三尊」(薬師如来を中尊、日光菩薩・月光菩薩を左右脇侍の形式)。
天武天皇により発願、持統天皇により本尊開眼、文武天皇により飛鳥の地に堂が完成。後の平城遷都に伴い、現在の奈良市西ノ京町に移されました。
西国薬師四十九霊場1番。南都七大寺6番。神仏霊場巡拝の道第25番。平成10年(1998)古都奈良の文化財の一部として世界遺産に登録されています。
「花会式:はなえしき」とは、修二会(しゅにえ)とも呼ばれる行事の一つで、奈良の大寺において「国家の繁栄と五穀豊穣、万民豊楽」などを祈願する春の行事です。梅・菊・百合・かきつばたなどの造花を本尊に供えるところから花会式と呼ばれ、春を告げる行事として人々に親しまれています。
毎年期間中に、練行衆による「悔過法要」が行われ、最終日の夜「鬼追式」をもって結願とし、法会を締めくくります。
薬師寺
◇奈良県奈良市西ノ京町457
◇近鉄難波から京都から「大和西大寺」乗り換え「西ノ京駅」下車。
◇西名阪「郡山IC」から、第二阪奈道路から20分。
◇薬師寺 公式サイト:https://yakushiji.or.jp/
◇花会式:https://yakushiji.or.jp/event/hanaesiki.html
◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆
修二会は「国家繁栄、五穀豊穣、万民豊楽」の祈願です。
もうすぐ4月、季節の変わり目です。読者の皆様、時節柄お体ご自愛専一の程
筆者敬白