2022.06.07
6月
雑節・歴注・撰日

令和4年(2022)6月10日 天赦日(てんしゃび)です。

■6月10日「天赦日(てんしゃび)」です。

190327_12.jpg天赦日:てんしゃにち・てんしゃび」とは、選日や雑注にも入れられる歴注のひとつで、天が万物の罪を赦す(ゆるす)日とされる「最高の恩赦日」「極上の大吉日」です。

暦の下段に「万よし」と書かれるのは天赦日に限ります。現代風に考えれば、日曜と祝日と祭日と大安が重なった最良の日と言えます。この日「百神が天に昇る日」とされ、天が地上の万物を生養し、その罪、穢れを許します。

130223_23.jpg◆天赦日は1年に5~6日有ります。◆
立春から立夏の前日までの「戊寅の日」
立夏から立秋の前日までの「甲午の日」
立秋から立冬の前日までの「戊申の日」
立冬から立春の前日までの「甲子の日」

天赦日はとにかく「何事にもよい日」とされています。
特に創業、設立、開店、購入、結婚、婚約、建前、出産、転居、入学、和解、面接、採用、人事、新規企画、契約、約束、出発、男女の営み、などには良い日です。 
今回の天赦日は立春から立夏の前日までの「戊寅の日」にあたり、次の天赦日は8月23日です。

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◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆
今回の「天赦日」は、一粒万倍日と重なりました。本年になって3回目の「天赦日」です。これを機会に志を立てることで、願いや志が成就する事でしょう。巷では財布の買い替えや家屋の内装を手掛けたなど、日の良さにあやかろうとした試みを数多く聞きました。
立夏後で本格的な夏前の事始めに最適な「天赦日」です。新規開店、転居、転職や、志を立てる、新しく取り組むなど「事始め」には、何をしても良い日です。旧暦の下段には「よろずよし」とあって万事良しとあります。
例えば意地を張って謝れなかったことを、素直な気持ちになって謝るなど、これを機会に素直に志を立てることで、思わぬ展開もあり大願成就する事でしょう。

筆者敬白

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