■6月2日「横浜開港記念日」です。■
日米修好通商条約」の締結により、長崎港とともに横浜港が開港されました。当初安政6年(1859)7月4日に、神奈川・長崎・函館を開港することになっていました。この日はアメリカの独立記念日にあたります。
次の「日蘭条約」もこれを踏襲しましたが、続く「日露条約」で7月1日とされ、「日英条約」もそれに従うかたちになりました。結局アメリカ、オランダ、ロシア、イギリス、フランスの5カ国すべてに対して、陽暦7月1日(現在の6月2日)に開港されることになりました。
もともとは、神奈川が開港の候補地とされていましたが、東海道沿いで外国人とのトラブルが予想されたため、当時は辺鄙(へんぴ)で取り締まりし易い横浜の地が選ばれました。横浜は水深も十分あって、港として優れていたため、開港後は急速に発展しました。
開港1周年にあたる万延元年の6月2日、洲干弁財天で祭礼(厳島神社)※が挙行され、山車や手踊りで開港を祝ったのが「開港記念日」の始まりです。毎年この日を中心に「横浜みなと祭り」が行われます。
※洲干弁財天は昭和43年区画整理に伴い移転
開催地
◇臨海パーク、みなとみらい21地区、山下地区、新港地区、その他周辺
◇◇◇◇編集後記◇◇◇◇
九州など西の方から梅雨入りの便りが聞こえてきます。鬱陶しい季節ですが、梅雨が明けると本格的な夏です。今から夏の電力事情は心配されています。今年は梅雨が長く雨量が多い、夏は猛暑との予報もあります。ともあれ夏バテなさらないように、今のうちから体力をつけましょう。
読者の皆様、お体ご自愛専一の程
筆者敬白