■6月10日「時の記念日」です。■
「時の記念日」は、大正9年(1920)日本人にも「欧米並みに時間を尊重する意識を持つように」という趣旨で「時間を尊重・厳守し、生活の改善・合理化などを図る」のを目的として、生活改善同盟会によって制定されました。
『日本書紀』によると、天智天皇10年(671)4月25日(現在の6月10日)天智天皇が、宮中に「漏刻(ろうこく)」を設置し、人々に時刻を知らせたと書かれています。
漏刻とは「水時計」のことで、日時計より正確な時刻を測ることが出来ます。この水時計の水の量を見て、鐘や太鼓を鳴らして時刻を知らせていました。
この日、東京時計組合の主催による「時計感謝祭」が行なわれ、神田明神で古い時計のお焚き上げ供養が行われます。
この日は「時間の大切さをかみしめる日」。
時計は「斗鶴」「斗景」「自鳴鐘」などども書きます。
東経135度「日本標準時子午線」が通る明石市では、時の記念日の記念式典が行われます。
◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆
時の記念日に振り返ってみると、人間は100歳まで生きても3万6500日です。皆さん既にどのくらい経過しましたか。半分以上過ぎている方も、まだまだの時がある方も、残りの時間という名の人生を大切にしましょう。
梅雨時で季節の変わり目です。読者の皆様、お体ご自愛専一の程
筆者敬白