◆◆◆「6月の展望」◆◆◆
6月5日~7月5日(水無月 芒種~小暑の前日迄)
二十四節気 「芒種」ぼうしゅ「夏至」げし
今月の干支 「庚午」かのえ・うま
今月の九気 「一白水気」いっぱく・すいき
今月の二十八宿
「牛宿」ぎゅうしゅく、「北方玄武」ほっぽうげんぶ
日本名:いなみぼし、距星:やぎ座β
吉:万事に用いて吉
鬼宿に次ぐ吉日で午の刻(11時から13時)が特に良い
凶:争いごと
■「庚」かのえ・こう 陽の金 —————
庚の字は同音の「更」につながり、植物の生長が止まって新たな形に変化しようとする状態として、7番目に宛てられました。日本では「かのえ」(金の兄)ともいいます。
■「午」うま・ご 陽の火 —————
「午」は「忤」(ご:「つきあたる」「さからう」の意味)で、草木の成長が極限を過ぎ、衰えの兆しを見せ始めた状態を表しているとされます。後に、覚え易くするために動物の馬が割り当てられました。
■「一白水気」いっぱく・すいき —————
●雑気● 北・坎・白・冬・夜・暗・穴・写・裏・盲・病・貧・胎。陥る・寝る・眠る・下がる・垂れる・浸る・漬ける・落す・消す・消える・隠れる・足跡・手品・水力・海水・水害・寒冷・沈殿・沈没・流れる・濡れる。洗面・入浴・水泳・潜在・隠匿・行方不明・敗北・没収。引き込む・沈着・立ち消え・湿布・交わり・苦しみ・悩み・泣く・困難・窮地・恐慌・愁眉・落胆・失恋・約束・遺恨・強情・失念・思案・思念・計画・創造・無言・孤独・親愛・秘密・密会・色情・塗る・染まる・結ぶ・連結など。
●天象● 雨・雪・霜・霧・雲・霞・露・水気・寒冷・冷気・水蒸気・月光・星光など。
●場所● 水田・水源地・温泉地・海中・河川・池・井戸・滝壺・穴の中・深い所・暗い所・寒い所・寂しい所・裏口・裏門・寝室・浴槽・洗面所・天井裏・水道局・水族館・留置所・土牢・空き家など。
●事物● 心棒・釦(ぼたん)・筆・ペン・インク・墨・漆・染料・消火器・クジラ・幕(黒白の幕)・位牌・石碑・如雨露・蒸気・日蔭・人影・袈裟・裃・手拭など。
●人事● 中年の男性・部下・配偶者・僧侶・著述家・哲学者・書家・魚屋・漁師・塗装業・染色業・裸体・病人・スパイ・愛人など。
●生理● 腎臓・鼻孔・耳孔・陰部・膀胱・尻・生殖器・精液・卵巣・睡眠など。
●飲食● 冷水・飲料水・牛乳・塩・醤油・塩漬物・塩辛・蛋白質・魚類など。
●動物● 烏賊・蛸・海月・おたまじゃくし・狐・ラッコ・モグラ・豚・鼠・コウモリ・猫・蛍など。
●植物● 水仙・福寿草・蘭・蓮華・水草・藻・寒椿・藤の花・柳など。
◆◆◆ 一白水気中宮月まとめ ◆◆◆
○天候は、気温低く雨が多い。
○皮膚病、不眠症、痴呆症、ガン、糖尿病、下の病に注意。
○交際取引、スパイ行為、保証問題、家出、策謀、色情問題等が話題になります。
≪今月の事件トラブル、経済方向性≫
▼山の事故、土砂崩れ、崖崩れ、転落、落下、落石事故、地震、天変地異、水害(干ばつ水害)、水の事故などが懸念されます。
▼為替の乱高下、食中毒、遊興場でのトラブル事件、金銭トラブル、金融機関の不祥事事件なども懸念されます。
▼裏切り、策謀、スパイ事件、色情問題、家出事件などが気になる月です。
▼凶悪・凶暴な事件、殺人事件なども気になる月です。
≪経営者、管理者必見≫
今月は会社、事務所等から見た南方位、北方位との新規取引は延期等見合わせてください。
また会社や事務所、住居の中心から見た南方位、北方位の戸締りを厳重にして防犯に努めてください。
◆◆生活に「今月の展望」を取り入れた生き方◆◆
◆私達は自然の中に生かされています。自然の法則に逆らった時には、トラブルやアクシデントが起こるものです。自然との共生を疎かにし、目先に走った結果、大切なものを失います。そして取り戻すに莫大な時間と費用を費やすことになるのです。
◆何らかのアクシデントは、軌道修正するよう促されていると考察しましょう。アクシデントは国や企業、組織や家庭内でも起こります。改革、革命、事件、事故などの現象は大小を問わずいつでも生じています。天変地異の代表である地震や津波、台風なども自然界では淘汰の現象の一つといえます。
◆〈今月の展望〉は、二十四節気や干支、九気からはじまります。月の干支は、お祝いなど冠婚葬祭に役に立ちます。社会でのトラブルは普段のちょっとした気配りなどで、避けることができます。干支を生かすことで、知らず知らず大きなトラブルを避けているのです。最後の〈まとめ〉には、これから起こりうる現象を載せてあります。避けるもよし、立ち向かうもよしです。起こりうる内容を認識して、これからの日常に役立てましょう。
◆人は苦難に直面すると、目先に囚われて対応を焦り、本質的な問題を見過ごしてしまいがちです。このような時こそ、信念で問題に立ち向かい、苦難を辛抱強く乗り越える勇気の人に、本当の解決がおとずれるものです。幸せだから感謝するのではなく、苦難を感じられることにも感謝するのです。このように恩を忘れず感謝することから「幸せになるのだ」ということを常日頃から心掛けたいものです。
◆「時を得る者は昌え、時を失う者は亡ぶ」(時の運をうまく味方につけて追い風に乗る者は栄え、逆に追い風を見逃して向かい風に帆を揚げるようでは、苦難ばかりで、滅んでしまう。)タイミングがいいことを「時の氏神が味方をした」などと言います。時間というタイミングを得ると実力以上の成功や結果に恵まれるということです。