■6月1日「万国郵便連合加盟記念日」です。■
明治10年(1877)2月19日、日本が郵便の国際機関「万国郵便連合(UPU)」に加盟しました。万国郵便連合は、加盟国間の郵便業務を調整し、国際郵便制度をつかさどります。最も古い国際連合の専門機関のひとつで、明治7年(1874)10月9日、国際郵便条約によって設立されました。本部はスイスのベルン。
万国郵便連合ができたのは同じ年の明治7年(1874)で、日本は独立国としては世界で23番目に加盟し、アジアでは最初に加盟しました。戦前に一度脱退し、昭和23年(1948)6月1日に再加盟した経緯から、6月1日が「万国郵便連合加盟記念日」とされています。
一説には「万国郵便連合加盟記念日」を明治10年(1877)2月19日とする考え方もありますが、ここでは大東亜戦争時に一時脱退し再加盟した6月1日を記念日として採用しました。
万国郵便連合(UPU)とは、郵便業務の効果的運営によって諸国間の通信連絡を増進し、文化、社会及び経済の分野における国際協力に寄与することが目的で設立されました。
万国郵便連合の設立により、地球上のほぼすべての地域から固定料金に近い形で郵便物を送ることが出来るようになり、国際郵便、国内郵便がともに同様に扱われるようになりました。
◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆
世界中どこの国からも郵便物は届きます。当たり前のことのようですが、考えてみれば、ここに至るまでの経緯があります。当たり前のようで当たり前ではないことをあらためて知るのも生きていくうえでの余裕のひとつです。
季節の変わり目です。お体ご自愛専一の程
筆者敬白