■7月30日「和歌山 粉河祭」です。■
紀州三大祭の一つ「粉河祭:こかわまつり」は、「粉河産土神社:こかわうぶずなじんじゃ」の祭礼です。
粉河産土神社は、旧粉河村の総鎮守であると同時に、粉河寺の鎮守で(寺の中の神社)歴史は古く粉河寺の開基:大伴孔子古の子の船主が、上丹生谷村の丹生神社を勧請し、延暦年間にこの場所に建立したのが始まりと伝わります。
「丹生明神:にふみょうじん」とは、郷土の祖神「丹生都姫尊:にふつひめのみこと」のことで、天照大神の妹神にあたり、またの名を「稚日女尊:わかひるめのみこと」です。
宵祭には、とんかま通りを提燈に火を灯した「だんじり」が運行されます。本祭では、大伴孔子古の子、船主が奥州征伐に向かい賊徒を退治して凱旋した時の姿を伝える「渡御式」が執り行われます。馬に跨った武者姿の稚児や、袴をつけた行列が粉河産土神社を練り歩き、飾り付けされただんじりが行列に続きます。さながら凱旋時代絵巻です。
粉河寺
◇和歌山県紀の川市粉河2787
◇JR「粉河駅」徒歩15分
◇阪和道「和歌山IC」~国道24号経由40分
◇参考ブログ:http://www.kokawadera.org/
粉河産土神社
◇参考ブログ:http://www16.plala.or.jp/keiji88/bunkazai/ubusuna.htm