2022.07.23
7月
雑節・歴注・撰日

令和4年(2022)7月26日 中伏(ちゅうぶく)です。

■7月26日「中伏(ちゅうぶく)」です。■

三伏日 中伏バナー.jpg初伏:しょふく」・「中伏:ちゅうふく」・「末伏:まっぷく」の3つを総称して「三伏:さんぷく」といいます。陰陽五行説に基づく選日で、日本最古の「具注歴」にも記載された暦注です。

夏至以降、第3回目の「庚の日」を「初伏」、4回目の庚の日を「中伏」、立秋以降の第1回目の庚の日を「末伏」とする方法が一般的です。
 
また、夏至以降の第3.4.5の庚の日をそれぞれとする方法、さらに6月節小暑後の第1.2.3をそれぞれとする方法があります。いずれも、起算日が庚の日ならばその日を第1日目とします。

120712_58.jpg五行説で「:かのえ」は「金の兄」で「金性」です。夏は「火性」が盛んですから、金は火に伏せられて(火尅金)この日を「凶」すなわち善くない日とするのです。

この日は、種蒔き・療養・遠行・婚姻・男女の和合などは慎むべき日とされています。

新暦では、7月中旬から8月上旬にかけて三伏が入ります。この頃は酷暑期にあたるため「三伏の候」「三伏の猛暑」などと手紙の前文に書かれるなど、酷暑の候を表す言葉として現在も用いられています。

韓国では、この時期を「三伏暑:さんぼつ」と呼んでいます。韓国では日本での「土用の鰻」同様、犬肉や参鶏湯を食べる風習があります。

◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆
110721_16.jpg7月下旬に入ると疲労が溜まり、体力が落ちる時期です。「三伏の日」には滋養のあるものを食しましょう。
まもなく8月、暦の上では二十四節気「大暑」で、まだまだ残暑厳しい時期です。暴飲暴食で体力が落ちることがないよう体調管理を心がけましょう。
読者の皆様、お体ご自愛専一の程
筆者敬白

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