■7月18日「茅ヶ崎、寒川神社 浜降祭」です。■
相模国一の宮「寒川神社」は、雄略天皇(456~479)の時代に奉幣され、神亀4年に社殿建立と伝えられています。延喜式神名帳によれば、相模国十三社のうち唯一の名神大社とされています。
源頼朝、北条義時、武田信玄等の武将や、徳川代々の篤い信仰を受け、千五百年余の歴史を有し、霊験あらたかな古社です。
御祭神は「寒川比古命:さむかわひこのみこと」「寒川比女命:さむかわひめのみこと」で、「寒川大明神」と称します。
古くより関八州の守り神として、また江戸の正裏鬼門を護る社として、地相・家相・方位・日柄・厄年などに由来するすべての禍事や災難を取り除き、家業繁栄・福徳円満な日々をもたらす全国唯一の方位除・八方除の守護神として信仰されます。
毎年7月15日に行われていた「浜降祭」は7月の第三月曜日(海の日)に変更されました。茅ヶ崎海岸南湖の浜に、寒川神社の神輿を筆頭に、寒川地区、茅ヶ崎地区の神輿約40基が乱舞します。神輿が海に入り、海水で清められることから「みそぎ神事」とも呼ばれ、毎年十数万人の人出で賑わいます。
寒川神社
◇神奈川県高座郡寒川町宮山3916
◇JR「宮山駅」徒歩5分
◇「平塚IC」~国道129号経由
◇寒川神社HP:http://samukawajinjya.jp/index.html
◇浜隆祭解説:http://samukawajinjya.jp/info/in05_08.html
◇◇◇◇編集後記◇◇◇◇
5月の国府祭の神輿が海上に流されて、7月に茅ヶ崎に流れ着いたところから、寒川神社に限らず近隣の神社も参加する「みそぎ神事」とされています。
今年は6月から西日本では大雨が続き、各地で大荒れの天候が続きました。海の日に斎行される降浜祭は天候に恵まれてほしいものです。
筆写敬白