■7月13日「お盆 迎え火」です。■
先祖の霊をお迎えするのが迎え火、送るのが送り火です。
「迎え火」とは、麻の茎を乾燥させた麻幹(おがら)を松明(たいまつ)のように立て、火をつけて焚くもの。先祖の霊が迷わずに帰って来られるよう、道しるべになります。外から内に入るように火をまたぐと「先祖の霊を迎え入れた」という意味に。火を焚くかわりに、軒先に電気提灯を下げる場合もあります。
迎え火は家の門口や玄関で焚く場合もあれば、お墓で焚く地域もあるなど、その形態はさまざまです。
一般には、家の門口や玄関で「焙烙(ほうらく、ほうろく)」という素焼きのお皿の上でオガラを焚いて、先祖の霊を迎えます。
お墓で行う場合は、お墓参りをしたあと、お迎え用の提灯に明かりを灯して、その明かりと共に先祖の霊を家まで導いて帰ります。
先祖の霊は、盆提灯の明かりを目印にして家に帰ってくるともいわれています。このように、お盆には必ず盆提灯を飾るのです。
◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆
日本各地では旧盆(8月)を習慣にしている地域が多くあり、夏祭りや盆踊りが行なわれます。社会的にもお盆休みや学校の夏休みは7月の後半からになることが多く、お盆=夏休みということで、やはり日本の各地では8月のお盆が主流のようです。
ちょうど梅雨明けのこの時期、体調を崩しやすくなります。
皆様、お体ご自愛専一の程
筆者敬白