■7月9~10日 東京、浅草観音「ほおずき市」です。■
東京都内最古の寺院、金龍山「浅草寺(せんそうじ)」の本尊は聖観世音菩薩。もともと天台宗に属していましたが、戦後独立して聖観音の総本山となりました。
「ほおずき市」は、古くから朝顔市とともに夏の風物詩として下町の人々に親しまれてきました。由来は、源頼朝が奥州征伐の帰り、浅草で軍勢を休ませ、日射病で倒れた兵士にほおずきの実を食べさせて元気づけた、という言い伝えによるものです。
東京都港区の「愛宕神社」千日詣り(現在は6月25日頃~)では、その昔、ほおずき市が立っていました。薬草としてのほおずき効果に千日詣りの効能が加わって「四万六千日」とされました。
四万六千日の元祖は浅草の浅草寺だとされ、のちに浅草寺でも販売されるようになり盛大な年間行事になりました。
浅草寺
◇東京都台東区浅草2-3-1
◇都営浅草線・銀座線・東武鉄道「浅草駅」徒歩5分
公式サイト:https://www.senso-ji.jp