2023.07.28
7月

令和5年(2023)7月31日~8月2日 宇佐神宮「夏越大祭」です。

■7月31日~8月2日 宇佐神宮「夏越大祭」です。■

現在の大分、豊前国一之宮「宇佐神宮」は、全国約4万社ある八幡社の総本宮です。宇佐八幡、宇佐八幡宮とも。

八幡様は応神天皇の御神霊で、欽明天皇32年(501)初めて宇佐の地に御示顕になりました。神亀2年(725)聖武天皇の勅願により社殿を建立し、八幡神を祀ったのが宇佐神宮の始まりです。

御祭神は、応神天皇(一の御殿)・比売大神(二の御殿)・神功天皇(三の御殿)で八幡三神と呼ばれます。境内には仁徳天皇以下五柱「若宮五神」を祀る若宮神社など、末社として敷地内に多く存在します。

夏越大祭は、古く「御祓会」と呼ばれていましたが、今日の「夏越神事(なごしのしんじ)」のことです。

三基の神輿は、上宮でのお祓いの後、本殿より三所のご神体が三基の神輿で境内の頓宮(とんぐう)までご神幸(移動すること)します。行列は、猿田彦を先頭に小学らによる美しい衣装の蝶・鳥・駒姿が前陣で、一文字笠に裃姿の供廻と続きます。後ろには、太鼓や笛を打鳴しながら、300余人がお供をします。

三基の神輿が先陣争いをすることから、「けんか祭」とも呼ばれています。

神輿が頓宮に着くとご神体が仮殿に移され、「菅貫(すがぬき)神事」という解縄串(ときなわぐし)による古式の祓い神事がとり行われ、国家安泰・五穀豊穣・万民息災などの祈念されます。三所のご神体は、頓宮で三日二夜ご滞在して、再び上宮本殿にご還幸されます。

宇佐神宮
◇大分県宇佐市南宇佐2859
◇JR日豊本線「宇佐駅」バス・タクシー約10分
◇公式サイト:http://www.usajinguu.com

◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆

夏越大祭は、古式による伝統の祓い神事が行われています。上宮から頓宮への行列は、衣装や蝶・鳥・駒などの姿がとても優雅で、観光客を古式の時代にいざないます。
300人からなるお供の笛や太鼓は、スケールの大きさを感じます。
お出かけの方は、防止に飲料水をお持ちになり、熱射病などくらぐれもご注意ください。
皆様、お体ご自愛専一の程
筆者敬白

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