■7月11~12日「大阪、生國魂神社夏祭」です。■
「生國魂神社(いくくにたまじんじゃ)」は、生島大神・足島大神を主祭神とし、相殿に大物主大神を祀ります。式内社。旧社格は官幣大社。難波大社(なにわのおおやしろ)とも。
地元では「いくたまさん」と呼ばれ、親しまれています。
神武東征の折、難波津に上陸した神武天皇は、国土の神である「生島神」「足島神」を現在の大阪城付近に祀ったのが始まりと伝わります。当初より、大八州の神霊として、国魂信仰の本宗と仰がれています。
※國魂(くにたま)=神道の観念の一つ。国(令制国)または、国土そのものを神格化したもの。
宮中では「生島巫(いくしまのみかんなぎ)」によって祀られ、
歴代の天皇即位の際に「国家の祭祀」として二神を祀る
「八十島祭」が行なわれました。
「生國魂祭(いくたままつり)」は、大阪三大夏祭のひとつとして知られます。7月11~12日、神輿、獅子舞、枕太鼓などが、生国魂神社から大阪城、お旅所に巡行します。大阪の繁栄を祈願する祭りです。
※大阪三大夏祭り:天王寺区、生国魂神社の「夏祭り」、北区、大阪天満宮の「天神祭」、住吉区にある住吉大社の「住吉祭」が大阪三大夏祭りです。また一説には愛染堂 勝鬘院の「愛染まつり」を加えます。
生國魂神社
◇大阪市天王寺区生玉町13-9
◇近鉄「上本町」徒歩3分
◇公式サイト:https://ikutamajinja.jp